旧 今日の田中(仮名)
私は『田中がいなくなる日』に向けて、かなり前から最終回スペシャルを書き貯めていた。
田中はこのコーナーをほとんど読む事がないのだが、もちろん『今日の田中(仮名)』というコーナーがある事は知っている。
『書かれるとまずいのかな』という時には田中本人に了解を得てから載せている。
ダメな時は『それは最終回スペシャルの時にお願いします。』と言われていたのだが、とうとう公開する時がやってきた。
昨日、私は以前書いた『最終回スペシャル』のネタをチェックしていた。
私自身の文章力が足りないため多少の書き直しが必要な物も多かった。
書き直しているうちに気がついた。
本当に載せていいのだろうか?
失敗して怒られた話とかドジな話ばかりではない。
田中の家の人に知られるとまずかった話もある。
お前の帰る家は一つなんだぞ!いいのか!?
申し訳ないが最終回スペシャルに入る前に、二年間で成長した事や得た事を書いておく事にする。
何と言っても一番の収穫は人脈だと思う。
二十歳という年齢にしては考えられないくらいの人脈が田中にはある。
同じ年代の子と遊びに行けば『田中、顔広いな。』と言われる事は間違いない。
田中が本当に困った時には助けてくれる人がいくらでもいるだろう。
箸を少しだけマトモに使えるようになった事も成長の証だろう。
私の奢りでめしを食う時には絶対にちゃんとした箸の持ち方をさせた。
完璧に持てるようにならなかったのは、私の目の届かない所ではサボッていたからに違いない。
好き嫌いが少し減ったのも収穫だと思う。
好き嫌いが減ったのではなく無理矢理食えるようになったというのが正確な書き方だと思うが、血がドロドロだった田中も少しはサラサラになったに違いない。
このくらい書いておけばいいだろうか。
田中家のみなさま、明日から書く最終回スペシャルはどっかの田中という青年の話です。決してあの田中くんの話ではありません。
こんなに引っ張っておいてなんですが、お店からのお知らせです。
2月15日はお休みさせていただきます。
田中はこのコーナーをほとんど読む事がないのだが、もちろん『今日の田中(仮名)』というコーナーがある事は知っている。
『書かれるとまずいのかな』という時には田中本人に了解を得てから載せている。
ダメな時は『それは最終回スペシャルの時にお願いします。』と言われていたのだが、とうとう公開する時がやってきた。
昨日、私は以前書いた『最終回スペシャル』のネタをチェックしていた。
私自身の文章力が足りないため多少の書き直しが必要な物も多かった。
書き直しているうちに気がついた。
本当に載せていいのだろうか?
失敗して怒られた話とかドジな話ばかりではない。
田中の家の人に知られるとまずかった話もある。
お前の帰る家は一つなんだぞ!いいのか!?
申し訳ないが最終回スペシャルに入る前に、二年間で成長した事や得た事を書いておく事にする。
何と言っても一番の収穫は人脈だと思う。
二十歳という年齢にしては考えられないくらいの人脈が田中にはある。
同じ年代の子と遊びに行けば『田中、顔広いな。』と言われる事は間違いない。
田中が本当に困った時には助けてくれる人がいくらでもいるだろう。
箸を少しだけマトモに使えるようになった事も成長の証だろう。
私の奢りでめしを食う時には絶対にちゃんとした箸の持ち方をさせた。
完璧に持てるようにならなかったのは、私の目の届かない所ではサボッていたからに違いない。
好き嫌いが少し減ったのも収穫だと思う。
好き嫌いが減ったのではなく無理矢理食えるようになったというのが正確な書き方だと思うが、血がドロドロだった田中も少しはサラサラになったに違いない。
このくらい書いておけばいいだろうか。
田中家のみなさま、明日から書く最終回スペシャルはどっかの田中という青年の話です。決してあの田中くんの話ではありません。
こんなに引っ張っておいてなんですが、お店からのお知らせです。
2月15日はお休みさせていただきます。
もちろん今日から田中はいないのだが、最終回スペシャルもまだ準備が出来ていない。特に書く事もないので今日の出来事を書いてみる。
けんちゃんがお店にやってきた。
田中に頼んで取り置きしていた物を持って行くと言う。
だが私にはどうしても見つける事が出来なかった。
仕方がないので元ボランティアスタッフの田中にメールしてみた。
『けんちゃんの取り置きってどこにあるの』
まもなく田中からの返信が届いた。
『その商品のある所の一番後ろにかかってますよ。』
確かに田中の言った通りの場所に商品はあったのだが、それは取り置きしてるって言わないだろ!
売れちゃったらどうすんだよ!
けんちゃんがお店にやってきた。
田中に頼んで取り置きしていた物を持って行くと言う。
だが私にはどうしても見つける事が出来なかった。
仕方がないので元ボランティアスタッフの田中にメールしてみた。
『けんちゃんの取り置きってどこにあるの』
まもなく田中からの返信が届いた。
『その商品のある所の一番後ろにかかってますよ。』
確かに田中の言った通りの場所に商品はあったのだが、それは取り置きしてるって言わないだろ!
売れちゃったらどうすんだよ!
とうとう田中の出勤も最終日を迎えた。
昨日からたくさんのお客さんが田中の最後をひやかしに来ている。
ほとんどの人はここでお願いした事を守っていただいたようだ。
「じゃあね、田中くん。もう二度と会う事は無いと思うけど」
あっさりした別れの言葉ばかりが続いた。
ロマンチストの田中は最後の別れの言葉が欲しいのだろう。
私と二人になるとしみじみした雰囲気に持って行こうとする。
「いやあ、思えば2年経つのも早いもので・・・」
こんな事を言い出しはじめると
「まだ仕事終わってねえだろ!早くやれ!」
バッサリと切り捨てた。
仕事が終わってからボードに行ったので最後の言葉も『お世話になりました』とかではなく『お疲れさまでした』だった。
最後の出勤日に田中から届いたメールを紹介しよう。
最終日に普通は遅れて来ないだろ!!
昨日からたくさんのお客さんが田中の最後をひやかしに来ている。
ほとんどの人はここでお願いした事を守っていただいたようだ。
「じゃあね、田中くん。もう二度と会う事は無いと思うけど」
あっさりした別れの言葉ばかりが続いた。
ロマンチストの田中は最後の別れの言葉が欲しいのだろう。
私と二人になるとしみじみした雰囲気に持って行こうとする。
「いやあ、思えば2年経つのも早いもので・・・」
こんな事を言い出しはじめると
「まだ仕事終わってねえだろ!早くやれ!」
バッサリと切り捨てた。
仕事が終わってからボードに行ったので最後の言葉も『お世話になりました』とかではなく『お疲れさまでした』だった。
最後の出勤日に田中から届いたメールを紹介しよう。
最終日に普通は遅れて来ないだろ!!
田中の出勤するのも残すところあと3日になった。
いつも自転車で出勤している田中も、ディーラーに就職が決まっているので当然車に乗る事になるだろう。
田中の家からお店まで5キロ弱。車に慣れると自転車は乗らなくなるだろう。
しかしうちの店には駐車場がないためイトーヨーカドーの有料駐車場を利用する方が多い。田中は駐車場にお金を払うのはイヤだろうなと思った。
「田中くん、就職したらお店には来なくなるんだね。」
「えっ、何でですか!?来ますよ。」
「だってもうすぐ車買うだろ。駐車場に停めたら100円かかるじゃん。」
しばらく考えた田中は言った。
「自転車で来ます!」
駐車場に100円払うくらいだったら自転車で来るのね。
いつも自転車で出勤している田中も、ディーラーに就職が決まっているので当然車に乗る事になるだろう。
田中の家からお店まで5キロ弱。車に慣れると自転車は乗らなくなるだろう。
しかしうちの店には駐車場がないためイトーヨーカドーの有料駐車場を利用する方が多い。田中は駐車場にお金を払うのはイヤだろうなと思った。
「田中くん、就職したらお店には来なくなるんだね。」
「えっ、何でですか!?来ますよ。」
「だってもうすぐ車買うだろ。駐車場に停めたら100円かかるじゃん。」
しばらく考えた田中は言った。
「自転車で来ます!」
駐車場に100円払うくらいだったら自転車で来るのね。
今日も田中に郵便局から発送させた。
やはりレジからお金を持って行くよう指示すると今日は田中も考えた。
階段を降りる前に「下(1階)に降りたらお金って言って下さいね。」と私に言い、更に田中自身も『お金、お金、お金・・・・。』と言いながら降りていった。
さすがに今回はお金を持って郵便局に行き何事もなく仕事を終わらせた。
完璧でツッコミどころがなかった。
今日は仕事が終わってからスノーボードに行く予定だったので、先に田中を帰す事にした。田中はチャリ出勤なので先に帰さないと遅くなるからだ。
田中は帰る時に『1000円貸して下さい』と言ってきた。
理由はコンビニでおもちゃを買って行きたいから。
スキー場で返してくれるという事だったので貸しておいた。
今日のスキー場はベストコンディションで平日にもかかわらず大入りだった。
私たちの仲間も6人集まる事が出来てかなり楽しむ事が出来た。
スキー場が終わるまで滑り、今日の感想やら今後のスケジュールを話していた時だった。
田中がポケットをゴソゴソしていた。
「店長、すみません。1000円持ってくるの忘れました。」
やっぱり田中に完璧な日はない。
やはりレジからお金を持って行くよう指示すると今日は田中も考えた。
階段を降りる前に「下(1階)に降りたらお金って言って下さいね。」と私に言い、更に田中自身も『お金、お金、お金・・・・。』と言いながら降りていった。
さすがに今回はお金を持って郵便局に行き何事もなく仕事を終わらせた。
完璧でツッコミどころがなかった。
今日は仕事が終わってからスノーボードに行く予定だったので、先に田中を帰す事にした。田中はチャリ出勤なので先に帰さないと遅くなるからだ。
田中は帰る時に『1000円貸して下さい』と言ってきた。
理由はコンビニでおもちゃを買って行きたいから。
スキー場で返してくれるという事だったので貸しておいた。
今日のスキー場はベストコンディションで平日にもかかわらず大入りだった。
私たちの仲間も6人集まる事が出来てかなり楽しむ事が出来た。
スキー場が終わるまで滑り、今日の感想やら今後のスケジュールを話していた時だった。
田中がポケットをゴソゴソしていた。
「店長、すみません。1000円持ってくるの忘れました。」
やっぱり田中に完璧な日はない。
今年になって田中は無駄な事をしないように目標にしている。
田中は2階で作業している時に、1階店舗に商品を取りに行って2階に戻り、2階の在庫をまた1階に持って行って2階に戻る。
そんな事をしょっちゅうやらかす。
2階の在庫を持って1階に行き商品を持って2階に戻れば済む事なのに、わざわざ仕事を増やしているのである。
仕事が早く終われば勉強の時間も増える。
最近は勉強も忙しい田中なので、ますます無駄な事は減らさなくてはならない。
少しずつは成長しているようである。
そんな田中にゆうぱっくの発送に行ってもらったのだが30分以上戻って来ない。
ようやく戻って来た田中に聞いた。
「どうしたの?混んでた?」
「いや、伝票を書くのに失敗して。」
書き損じを見ると住所欄に名前を書いて失敗、差出人の住所の漢字を間違えて失敗、郵便番号を間違えて失敗と3枚の伝票を失敗していた。
成功したつもりの伝票でさえ青森県を青県と書き無理矢理『森』の字を書いていた。
個人情報保護のため写真を載せる事が出来ないのが残念である。
その翌日、送料としてレジから千円持っていくように指示して、郵便局に発送に行ってもらった。
さすがに今回は戻って来るのが早かった。
「田中くん、今日は早いね。」
「お金持っていくの忘れました。」
一応、ほんの少しずつ成長している.....。
田中は2階で作業している時に、1階店舗に商品を取りに行って2階に戻り、2階の在庫をまた1階に持って行って2階に戻る。
そんな事をしょっちゅうやらかす。
2階の在庫を持って1階に行き商品を持って2階に戻れば済む事なのに、わざわざ仕事を増やしているのである。
仕事が早く終われば勉強の時間も増える。
最近は勉強も忙しい田中なので、ますます無駄な事は減らさなくてはならない。
少しずつは成長しているようである。
そんな田中にゆうぱっくの発送に行ってもらったのだが30分以上戻って来ない。
ようやく戻って来た田中に聞いた。
「どうしたの?混んでた?」
「いや、伝票を書くのに失敗して。」
書き損じを見ると住所欄に名前を書いて失敗、差出人の住所の漢字を間違えて失敗、郵便番号を間違えて失敗と3枚の伝票を失敗していた。
成功したつもりの伝票でさえ青森県を青県と書き無理矢理『森』の字を書いていた。
個人情報保護のため写真を載せる事が出来ないのが残念である。
その翌日、送料としてレジから千円持っていくように指示して、郵便局に発送に行ってもらった。
さすがに今回は戻って来るのが早かった。
「田中くん、今日は早いね。」
「お金持っていくの忘れました。」
一応、ほんの少しずつ成長している.....。
昨日、田中は休みであったがボードの誘いのメールを送ってみた。
『今日、ボード行かない?』
田中から返事はない。
それから約2時間後、またメールを送った。
『へー、シカトするんだ?』
それでも返事がない。
更に3時間後、田中の友達の写真をメールしたが返事がない。
今日になっても全く連絡がなく、携帯を壊したとか事故にあったとかいろいろな状況を考えた。
夕方になっていつものケンチャンがやってきたので、その事を話すとケンチャンも田中にメールを送った。
すると約1分後、田中から返事が返ってきた。
ほう〜、俺だけシカトなのね!!
田中が出勤するのを待った。
間もなく出勤した田中はイイワケを始めた。
「それにはちゃんとした理由があるんですよ。」
「理由なんかいらない。シカトするんだろ。帰れば?」
「そんなあ、聞いて下さいよ。一昨日から昨日の朝まで遊んでたんですよ。でっ、家に帰ったのが4時で」
「4時って朝の?」
「いえ、夕方の4時です。でっ、ちょっと寝ようかなと思って寝たんですよ。それで起きたら朝8時でビックリしました。」
いくら何でも16時間は寝過ぎだろ。
「メールに返事がないのはなんでだよ?」
「いや、それは後で返そうと思ってて.....。忘れました。」
やっぱり忘れたのか。
「いやあ、昨日1日は何やってたのか全く覚えてないんですよ。」
だから寝てたんだろ!
『今日、ボード行かない?』
田中から返事はない。
それから約2時間後、またメールを送った。
『へー、シカトするんだ?』
それでも返事がない。
更に3時間後、田中の友達の写真をメールしたが返事がない。
今日になっても全く連絡がなく、携帯を壊したとか事故にあったとかいろいろな状況を考えた。
夕方になっていつものケンチャンがやってきたので、その事を話すとケンチャンも田中にメールを送った。
すると約1分後、田中から返事が返ってきた。
ほう〜、俺だけシカトなのね!!
田中が出勤するのを待った。
間もなく出勤した田中はイイワケを始めた。
「それにはちゃんとした理由があるんですよ。」
「理由なんかいらない。シカトするんだろ。帰れば?」
「そんなあ、聞いて下さいよ。一昨日から昨日の朝まで遊んでたんですよ。でっ、家に帰ったのが4時で」
「4時って朝の?」
「いえ、夕方の4時です。でっ、ちょっと寝ようかなと思って寝たんですよ。それで起きたら朝8時でビックリしました。」
いくら何でも16時間は寝過ぎだろ。
「メールに返事がないのはなんでだよ?」
「いや、それは後で返そうと思ってて.....。忘れました。」
やっぱり忘れたのか。
「いやあ、昨日1日は何やってたのか全く覚えてないんですよ。」
だから寝てたんだろ!
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