旧 今日の田中(仮名)
一昨日は花見だった。
天気も上々、桜もほぼ満開という日だったのでかなりの人出だったようだ。
聞いた話だと午後の2時頃には宴会を予定している亀の甲門付近からお店のある駅前まで、いつもは10分くらいで着く距離が1時間くらいかかったそうである。
田中を含む休みのみんなは場所取り部隊、買い出し部隊と準備に大忙しであった。
私を含む数名は仕事のため遅い時間から参加したのだが、到着した8時30分頃には当然宴会は始まっていた。
例年より多くの参加者が集まっていたのだが、その中に田中の姿がない。
やはりパシリにされていたようだったが、田中は400円しか持っていないという事で奢ってもらっていたそうだ。
前に田中の変わりにパシリをやると私は宣言したが、さすがに奢ってもらうんだったら自分で走るしかない。
まもなく田中が戻ってきた。
私は途中からの参加なので田中に乾杯の音頭をとってもらう指示を出した。
飲み会をやる時は毎回田中の挨拶から始まる。
嫌がる素振りをするのだがノリを大切にする男のため完全拒否はしない。
やたらと話を長くしようとしてまとまりが無くなった頃に、途中で乾杯が始まるのが恒例である。
田中が話しだした。
考えて来たのだろうか?マトモな事を言っている。
いつも通りの流れを予想していたのだが、もうしばらく聞いておく事にした。
「店長の元をはばたき・・・・、なんちゃらかんちゃら・・・。」
かなりマトモである。
やはり何度もやってると成長するようだ。
このまま田中の音頭で乾杯が始まりそうだ。
「それでは皆様の健康とより一層の活躍を願い、一本締めで・・。」
これから始めるのに締めるな!!
天気も上々、桜もほぼ満開という日だったのでかなりの人出だったようだ。
聞いた話だと午後の2時頃には宴会を予定している亀の甲門付近からお店のある駅前まで、いつもは10分くらいで着く距離が1時間くらいかかったそうである。
田中を含む休みのみんなは場所取り部隊、買い出し部隊と準備に大忙しであった。
私を含む数名は仕事のため遅い時間から参加したのだが、到着した8時30分頃には当然宴会は始まっていた。
例年より多くの参加者が集まっていたのだが、その中に田中の姿がない。
やはりパシリにされていたようだったが、田中は400円しか持っていないという事で奢ってもらっていたそうだ。
前に田中の変わりにパシリをやると私は宣言したが、さすがに奢ってもらうんだったら自分で走るしかない。
まもなく田中が戻ってきた。
私は途中からの参加なので田中に乾杯の音頭をとってもらう指示を出した。
飲み会をやる時は毎回田中の挨拶から始まる。
嫌がる素振りをするのだがノリを大切にする男のため完全拒否はしない。
やたらと話を長くしようとしてまとまりが無くなった頃に、途中で乾杯が始まるのが恒例である。
田中が話しだした。
考えて来たのだろうか?マトモな事を言っている。
いつも通りの流れを予想していたのだが、もうしばらく聞いておく事にした。
「店長の元をはばたき・・・・、なんちゃらかんちゃら・・・。」
かなりマトモである。
やはり何度もやってると成長するようだ。
このまま田中の音頭で乾杯が始まりそうだ。
「それでは皆様の健康とより一層の活躍を願い、一本締めで・・。」
これから始めるのに締めるな!!
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わかりにくいと思うが写真はガチャガチャのカプセルである。
これを開封してセットを作るのが仕事である。
だがゴールデンウィーク前の荷物が一気に入荷したため、とても間に合いそうもなかった。
休みのM氏に来てもらって手伝ってもらったのだが、私はお店のお客さんもやってくるのでほとんど作業が出来なかった。
しばらくしてM氏に聞いた。
「調子はどう?」
「これ難しい...。」
「何とか頑張って。」
これまでも田中がいない時に何度かM氏に手伝ってもらった事があるのだが、今回は見分けるのが大変らしい。
作業に戻って少しするとM氏は言った。
「前にも何か手伝っていた時に『Mさんは出来なくて当然ですよ。』って田中に言われた事あるんだよね。」
手伝ってもらっているのに田中は何て事を言う男だ!!
M氏は話を続けた。
「自分はプロなんで出来ますけど普通の人には無理ですよだって。」
*明日は花見のため、いつもより10分早い7時50分で閉めます。
もちろん田中プロも参加します。
田中がやって来たのだが、かなり疲れているようだ。
口数も少ない。
仕事は楽しいそうだが忙しいので疲れるらしい。
ネタを引きずりだそうとしても中々ノッてこない。
田中が就職してからやらかした事は、洗車をサボって納車が遅れた事くらいだそうだ。
とりあえず公園で花見の予定なのだが、田中には元気に参加して欲しい。
そういえば花見の予定を確認していると田中は言った。
「そろそろ自分より若い奴、入らないですかね?」
「うん!?何?どういう事?」
「花見の時、自分がパシりなんで並んで買ってくるの大変なんですよ。」
クラブ活動じゃないので新人の募集をしているわけではないのだが、今年は私がパシりましょう!
口数も少ない。
仕事は楽しいそうだが忙しいので疲れるらしい。
ネタを引きずりだそうとしても中々ノッてこない。
田中が就職してからやらかした事は、洗車をサボって納車が遅れた事くらいだそうだ。
とりあえず公園で花見の予定なのだが、田中には元気に参加して欲しい。
そういえば花見の予定を確認していると田中は言った。
「そろそろ自分より若い奴、入らないですかね?」
「うん!?何?どういう事?」
「花見の時、自分がパシりなんで並んで買ってくるの大変なんですよ。」
クラブ活動じゃないので新人の募集をしているわけではないのだが、今年は私がパシりましょう!
お客さんの中には田中が就職した事を知らない方もいる。
うちのお客さんが全員ブログを読んでいるわけではないし、『田中はもうすぐいなくなりますよ』と伝えたわけでもないので当然の事だ。
私とお客さんとのやり取りの大体のパターンはこんな感じだ。
「最近、田中くん見ないですね。」
「あれ?就職したの知らないですか?」
「えっ、そうなんですか!どこに就職したんですか?」
「堅田の○○○に入ったんですよ。」
「じゃあ、さみしくなりますね。」
多少の違いはあるが大体こんな感じである。
だが、この後に続く会話がみんな同じなのにはビックリした。
「いや、でもチョコチョコ来ると思いますよ。車も乗ってし。」
「ええっ!!もう自転車じゃないんですか!?」
みなさん田中には自転車のイメージしかないらしい。
うちのお客さんが全員ブログを読んでいるわけではないし、『田中はもうすぐいなくなりますよ』と伝えたわけでもないので当然の事だ。
私とお客さんとのやり取りの大体のパターンはこんな感じだ。
「最近、田中くん見ないですね。」
「あれ?就職したの知らないですか?」
「えっ、そうなんですか!どこに就職したんですか?」
「堅田の○○○に入ったんですよ。」
「じゃあ、さみしくなりますね。」
多少の違いはあるが大体こんな感じである。
だが、この後に続く会話がみんな同じなのにはビックリした。
「いや、でもチョコチョコ来ると思いますよ。車も乗ってし。」
「ええっ!!もう自転車じゃないんですか!?」
みなさん田中には自転車のイメージしかないらしい。
お待たせの就職した田中と田中の車である。
やはり最初だけあって仕事で忙しいそうだ。
とは言っても新入社員なので毎日洗車とタイヤ交換しかさせてもらえないらしい。
職場の先輩はみんな優しいそうだが、ミスが恐い田中は学校で何度もやったタイヤ交換なのに『この道具で外していいんですか?』とか、『洗車が終わったらシールを剥がして』と言われて洗車した後に『このシールを剥がしていいんですよね?』と確認しているそうだ。
慣れるまでは大変だろう。
慣れると言えば車の運転は慣れてきたそうだ。
一枚目、二枚目の写真を撮影した後、路駐だった田中は「また今度ゆっくり来ます。」と言って車に乗り込んだ。
私はカメラを構えて運転席の田中がこちらを向くのを待ち構えていた。
シートベルトを締めて、ギアを入れて、ミラーを見て、
『あれ、あ、あ、田中....。』
田中の性格ならこちらを向いてピースサインでも出してくれそうなものだが、そのまま走り去ってしまった。
運転には慣れたがまだ余裕は無いようである。
研修中の田中であるが研修は青森市の本社で行われている。
ホテルから本社に通う一週間を過ごしているはずである。
メールを送っても淡白なメールが返ってくるところを見ると、結構ハードな研修なのか新しい友達と遊ぶのに忙しいのかのどちらかであろう。
田中にとって青森市はトイザらスもあるし、○○倉庫も大きいのが二つあるので、誘惑がいっぱいの街であろう。
田中の泊まっているホテルの場所は青森市の飲屋街の近くであるが、トイザらスにも○○倉庫にも車で10分くらいの場所である。
そういえば田中は車を買ったらしく研修には車で行くと言っていた。
だが青森市の道路はほとんどわからないはずである。
遊びに行く事は出来ただろうか?
先月末に田中が来た時にホテルの場所をプリントしてやった。
「ありがとうございます。」
「そんなわかりにくい場所じゃないから大丈夫だよ。」
私は地図に駅の方角と目標になる建物を書き加えた。
「ホテルに駐車場もあるんですかね?」
「ある事になってるよ。」
「一応、明日下見に行ってこようと思ってるんですよ。」
「いや、ちょっと待って!いちいち全部下見してたら大変だろ。試験会場の下見はわかるけど、ホテルの下見まではいらないんじゃない?」
「でも不安なんですよ〜。」
「田中くん、東京に遊びに行く時に東京に下見に行ってたら大変だよね?」
「ああ!なるほどですね!じゃあヤメておきます。」
あっさりヤメられるとそれはそれで不安だったりする。
ホテルから本社に通う一週間を過ごしているはずである。
メールを送っても淡白なメールが返ってくるところを見ると、結構ハードな研修なのか新しい友達と遊ぶのに忙しいのかのどちらかであろう。
田中にとって青森市はトイザらスもあるし、○○倉庫も大きいのが二つあるので、誘惑がいっぱいの街であろう。
田中の泊まっているホテルの場所は青森市の飲屋街の近くであるが、トイザらスにも○○倉庫にも車で10分くらいの場所である。
そういえば田中は車を買ったらしく研修には車で行くと言っていた。
だが青森市の道路はほとんどわからないはずである。
遊びに行く事は出来ただろうか?
先月末に田中が来た時にホテルの場所をプリントしてやった。
「ありがとうございます。」
「そんなわかりにくい場所じゃないから大丈夫だよ。」
私は地図に駅の方角と目標になる建物を書き加えた。
「ホテルに駐車場もあるんですかね?」
「ある事になってるよ。」
「一応、明日下見に行ってこようと思ってるんですよ。」
「いや、ちょっと待って!いちいち全部下見してたら大変だろ。試験会場の下見はわかるけど、ホテルの下見まではいらないんじゃない?」
「でも不安なんですよ〜。」
「田中くん、東京に遊びに行く時に東京に下見に行ってたら大変だよね?」
「ああ!なるほどですね!じゃあヤメておきます。」
あっさりヤメられるとそれはそれで不安だったりする。
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