旧 今日の田中(仮名)
田中が出勤してすぐの一服タイムに話しだした。
「自分、授業中にずーっと絵ばっかり書いてたんですよ。そしたら友達に『何でそんなに絵ばっかり書いてるの?』って聞かれて、つい自慢したくなって『お店で作るパーカーのデザインやってるんだ』って言っちゃったんですよ。」
確かに私は田中のノートの落書きが気にいったんで、『プリントしてみようか?』と言った。もちろんあのまま作っても着れなそうなんで少し手を加えて作ろうと思っている。
「そしたらですね、友達が『自分もやりたい!』って言い出して、『店長に見せて!』とか言って書きだしちゃったんですよ。」
「あのな、田中。私は田中のあのゆるい絵が良くて『作ろうか?』って言ったんだぞ。あれに加工してカッコ良くしたいんだよ。」
「それで姉ちゃんにも言ったら姉ちゃんも『やりたい!』って言ってて。」
「別にパーカーを大々的に売りたくてデザインを募集してんじゃねえんだぞ!」
田中が黙っているので私は具体的な話を始めた。
「キムタクがデザインしたTシャツだったら欲しがる人がいると思うだろ?」
「確かにいますね。」
「それと同じで田中は有名人だから『ヘタクソな絵』って笑いながら欲しがる人がいるかも知れないじゃん。」
「あー、なるほど。確かにそうですね。」
田中は納得したようだった。
「友達には今じゃなくて将来の話だったって言っておけば。」
「あー、そうですね。」
「お姉ちゃんには何て言うの?」
「姉ちゃんには正直に言います。自分の絵だから売れるんだよ。姉ちゃんの絵だったら売れないんだよって言います。」
もちろん田中はこの後、私に一発叩かれた。
「自分、授業中にずーっと絵ばっかり書いてたんですよ。そしたら友達に『何でそんなに絵ばっかり書いてるの?』って聞かれて、つい自慢したくなって『お店で作るパーカーのデザインやってるんだ』って言っちゃったんですよ。」
確かに私は田中のノートの落書きが気にいったんで、『プリントしてみようか?』と言った。もちろんあのまま作っても着れなそうなんで少し手を加えて作ろうと思っている。
「そしたらですね、友達が『自分もやりたい!』って言い出して、『店長に見せて!』とか言って書きだしちゃったんですよ。」
「あのな、田中。私は田中のあのゆるい絵が良くて『作ろうか?』って言ったんだぞ。あれに加工してカッコ良くしたいんだよ。」
「それで姉ちゃんにも言ったら姉ちゃんも『やりたい!』って言ってて。」
「別にパーカーを大々的に売りたくてデザインを募集してんじゃねえんだぞ!」
田中が黙っているので私は具体的な話を始めた。
「キムタクがデザインしたTシャツだったら欲しがる人がいると思うだろ?」
「確かにいますね。」
「それと同じで田中は有名人だから『ヘタクソな絵』って笑いながら欲しがる人がいるかも知れないじゃん。」
「あー、なるほど。確かにそうですね。」
田中は納得したようだった。
「友達には今じゃなくて将来の話だったって言っておけば。」
「あー、そうですね。」
「お姉ちゃんには何て言うの?」
「姉ちゃんには正直に言います。自分の絵だから売れるんだよ。姉ちゃんの絵だったら売れないんだよって言います。」
もちろん田中はこの後、私に一発叩かれた。
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