旧 今日の田中(仮名)
先日書いたように、田中は自ら辞めようとした事が数回ある。
その中から痛烈に私の記憶に残った2006年3月の出来事である。
**********************************
3月という事もあり冬物商品と春物商品の入れ替えをしていた。
うちの店は狭いのでけっこう大変な作業である。
そこに運悪く当時の超人気商品が入荷してしまった。
入れ替え作業を途中でやめる事も出来ないので私はそのまま商品の入れ替え、田中が新商品の開封作業と作業を分担した。
田中の作業は割とスムーズに進んだようである。
その時点で入れ替えはまだ途中までしか終わっていなかったのだが、ホームページも作らなくてはならない。ホームページを作るのは私しか出来ないので、今度は作業を交代して田中が商品の入れ替え作業をする事になった。
私も気合いが入っていたのかスムーズに作業は進みホームページが完成した。
新入荷した商品はガンダムに出て来るラクス&ミーアスペシャルという商品で、すぐに注文が入って足りなくなるだろう。
その当時は1階の店舗にパソコンがなかった。
私のパソコンはメールを自動受信しないようにしていないので、30分おきに2階のパソコンで田中が送受信して注文があったら教えてもらう事にした。
携帯でいうとセンター問い合わせである。
注文があるとフォルダの脇に1とか2とか数字が出るようになっているし、田中もそのフォルダに注文が来る事は知っているので問題ないだろう。
入れ替え作業はかなり時間がかかった。田中は忘れずに30分おきにメールチェックしてくれた。
「注文入ってた?」
「いや、ないです。」
早い時間に更新したせいか注文はないようだ。2時間ほどして入れ替え作業は終わり私がメールチェックした。
おっ、何か注文が入っている!うん!?あれっ?
田中がチェックした時間帯に10数件の注文が入っている。
「田中〜!!」
私は田中を呼んだ。
「田中くん、メールチェックしたんだよね?」
「はい。やりましたよ。」
「どうやって、やったの?」
「オーダーっていう所を見ればいいんですよね?何も来てなかったですよ。」
「田中くんに見に来てもらった時に注文入ってるよ!どうやってメールチェックしたの?」
「えっ!?だからこうやってオーダーのところ見たんですよ。」
「送受信のボタンはちゃんと押した?」
「あっ、あ〜。」
話を聞くと田中はオーダーのフォルダを見ただけで送受信のボタンを押していなかったらしい。もちろん私はちゃんと教えていた。
「おいおい、どうすんだよ?全く足りねえぞ!」
とりあえず注文の早い順から作業を始めたが、注文の半分くらいで商品が足りなくなってしまった。
どうしようか悩んでいる所に田中がやってきた。
夕刊の配達の時間になったらしい。
パソコンとにらめっこしてる私の脇に田中は何かを置いて逃げるように出ていった。見るとそれはお店のシャッターの鍵であった。
すでに田中は一階の店舗まで降りて行ってる。
追いかけても間に合わないだろう。
二階のモニターで見ていると田中はお店の入り口で深々と頭を下げて急いで出ていった。
*ここまで書いてると田中がやって来てしまいました。
さすがに田中の前では書けませんので続きはまた明日。
さあどうなる?田中くん(笑)
その中から痛烈に私の記憶に残った2006年3月の出来事である。
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3月という事もあり冬物商品と春物商品の入れ替えをしていた。
うちの店は狭いのでけっこう大変な作業である。
そこに運悪く当時の超人気商品が入荷してしまった。
入れ替え作業を途中でやめる事も出来ないので私はそのまま商品の入れ替え、田中が新商品の開封作業と作業を分担した。
田中の作業は割とスムーズに進んだようである。
その時点で入れ替えはまだ途中までしか終わっていなかったのだが、ホームページも作らなくてはならない。ホームページを作るのは私しか出来ないので、今度は作業を交代して田中が商品の入れ替え作業をする事になった。
私も気合いが入っていたのかスムーズに作業は進みホームページが完成した。
新入荷した商品はガンダムに出て来るラクス&ミーアスペシャルという商品で、すぐに注文が入って足りなくなるだろう。
その当時は1階の店舗にパソコンがなかった。
私のパソコンはメールを自動受信しないようにしていないので、30分おきに2階のパソコンで田中が送受信して注文があったら教えてもらう事にした。
携帯でいうとセンター問い合わせである。
注文があるとフォルダの脇に1とか2とか数字が出るようになっているし、田中もそのフォルダに注文が来る事は知っているので問題ないだろう。
入れ替え作業はかなり時間がかかった。田中は忘れずに30分おきにメールチェックしてくれた。
「注文入ってた?」
「いや、ないです。」
早い時間に更新したせいか注文はないようだ。2時間ほどして入れ替え作業は終わり私がメールチェックした。
おっ、何か注文が入っている!うん!?あれっ?
田中がチェックした時間帯に10数件の注文が入っている。
「田中〜!!」
私は田中を呼んだ。
「田中くん、メールチェックしたんだよね?」
「はい。やりましたよ。」
「どうやって、やったの?」
「オーダーっていう所を見ればいいんですよね?何も来てなかったですよ。」
「田中くんに見に来てもらった時に注文入ってるよ!どうやってメールチェックしたの?」
「えっ!?だからこうやってオーダーのところ見たんですよ。」
「送受信のボタンはちゃんと押した?」
「あっ、あ〜。」
話を聞くと田中はオーダーのフォルダを見ただけで送受信のボタンを押していなかったらしい。もちろん私はちゃんと教えていた。
「おいおい、どうすんだよ?全く足りねえぞ!」
とりあえず注文の早い順から作業を始めたが、注文の半分くらいで商品が足りなくなってしまった。
どうしようか悩んでいる所に田中がやってきた。
夕刊の配達の時間になったらしい。
パソコンとにらめっこしてる私の脇に田中は何かを置いて逃げるように出ていった。見るとそれはお店のシャッターの鍵であった。
すでに田中は一階の店舗まで降りて行ってる。
追いかけても間に合わないだろう。
二階のモニターで見ていると田中はお店の入り口で深々と頭を下げて急いで出ていった。
*ここまで書いてると田中がやって来てしまいました。
さすがに田中の前では書けませんので続きはまた明日。
さあどうなる?田中くん(笑)
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