万博＆名古屋 最終日

一泊二日なので早くも最終日である。帰りの飛行機はPM5:30。
AM7:30から行動しても残り10時間、空港に到着する時間を考えると実質8時間で万博と名古屋の市内観光をしようという計画である。無理がないわけがない。

Kさんに車でホテルまで迎えにきてもらい、途中から電車を使って8時10分くらいの激混みのリニモに乗る事が出来た。感想は電車と同じという事である。ただ騒音が少ないような気がするのでこれからの交通機関になりそうな予感はする。

万博会場に着いて驚いた！まだ8時30分なのに長蛇の列である。普段は行列に並ばない主義であるが、背に腹は代えられない。雨降りの中を並びながら開場を待った。
9時オープン！なかなか列は進まない。20分くらいしてようやく入り口が見えてきた。
自分の番になって納得したが入り口に金属探知機がありみんなが引っかかっている。
私も探知機が反応したが空港の探知機でもならなかったベルトのバックルが原因だった。
ようやくゲートをくぐり後ろを振り向くと更にたくさんの人が入場待ちであった。
すでに時間は9時30分を過ぎている。


マンモスに向かって直行したがすでに整理券は無いらしい。
事前に調べた時には9時から10時までは、並んだ人すべてが順番に見れるとあったような気がするが記憶違いだろうか。
他の企業パビリオンも長蛇の列で並んでいる時間はない。
とりあえずモリゾー・キッコロメッセへ向かいプロトタイプロボット展を見る事にした。
デモンストレーションの時間には早いせいかそんなに混雑もなく見る事ができた。


続いて大地の塔へ向かったが途中でみたトイレの展示がなかなか興味深くて、
特にKさんは仕事の関係で浄化水槽が気になるらしく熱心に質問していた。
大地の塔は混んでいるという情報をつかんでいたので特に見る気もないのだが、
お袋に頼まれた藤井フミヤ関連グッズを買うのが目的である。
店の広さに対して人が多すぎて満足に見る事はできない。
買うものを買ってその場を後にした。


いよいよマンモスだ。私の中ではこれが万博のメインである。
見るだけだったらそんなに並ばなくてもすむ。
動く歩道に乗せられて1分くらいであったが満足できるものだった。
はじめ人間ギャートルズの世界である。これを1頭しとめたら何日分の食料になるのだろうと考えながらながめていた。

何とか万博の目的も達成したので外国のパビリオンを少しみてまわる事にしたのだが、イエメンは最高だった！ほぼ展示即売会で手にとると係員が片言の日本語で値段の交渉をしてくる。
全員、電卓を持っていて1階2階とも同じような感じだった。働いている人たちもたぶん日本に出稼ぎに来たと思っているに違いない。
3時間ほどではあるが満足して万博会場を跡にした。

続いて名古屋市内の見物である。すでに時間は2時を過ぎている。
何といっても時間がないのでKさんオススメの大須に行く事にした。
彼女の説明だと秋葉原と原宿と上野を足したような町らしいがまさしくその通りであった。
高円寺を大きくしたような町というかアメ横から海産物を少なくしたというかジャンルが混在している。平日というのもあって町はのんびりしていたが、面白そうなニオイは感じる事が出来た。
あまりハマると時間が無くなると思って行動したのが良かったのか悪かったのか、
数件をひやかして廻っただけなので遅い昼食をとって空港に車で送ってもらう時間の余裕があった。

中部国際空港のお土産屋で物色してからKさんと今回最後のティータイム。
最後のおわかれの挨拶を交わして出発ゲートに向かうと、
帰りの飛行機も30分遅れの案内が表示されていたのにはさすがに参った。
どうせなら帰りも7時間遅れだったらと思ったが、予定通り30分遅れで久しぶりの休みは終了となった。

こんな無茶なスケジュールで楽しめたのは間違いなくKさんのおかげだ。
予定通り到着していた場合の彼女が考えてくれたプランが心残りではあるが仕方がない事である。与えられた時間の中で最高の旅が満喫できた事を感謝して旅行記を終わりにする。