ことわざが得意な田中（仮名）

田中に頼み事をしたらわざわざ店まで来てくれた。
そんなに重要な事ではなかったのだが雨が降っていたので悪い事をした。

「何時ころから雨降ってたの？」

「はい、新聞配達終わって家に帰ってから....。あっ！新聞配達ないんだ。えーっと、4時30分くらいからですかね。」

新聞配達のバイトは先月で終わったそうだが、学校が終わった後は新聞を配った記憶が勝手に出来てしまうようだ。
かなり長くやっていたので無理もない。

くだらない話がしばらく続きことわざの話になった。

「自分、ことわざは得意ですよ。」

まあ田中の事だからことわざが言えても意味がわからないというパターンだろう。
とりあえず試してみよう。

「犬も歩けば？」

「. . . . 。」

あまりに簡単すぎて逆に意味がわからないのだろうか？
もう一度聞いてみた。

「犬も歩けば？」

「犬も歩けば...ってことわざなんですか？かるただと思ってました。」

やはり田中がやって来るとこのコーナーは書きやすい。

忘れなかった田中（仮名）

『私が連絡するのが遅いからK沼氏をスノーボードに誘う事が出来ない』という事を前に書いたのをまだ覚えているだろうか？（2月22日店長が悪い）

そのK沼氏は最近まで宮城に行ってたのだが、戻ってきたK沼氏は私に言った。

「いやあ、向こうに行る時に田中くんから『ボードに行きます』っていう電話がかかってきてビックリしましたよ！」

さすが田中くん。今回は忘れなかったようだ。
田中がK沼氏を誘い忘れたのは2,3回あったようだが、『私が悪い』という言い訳の他にも『ろうにワックスを塗らなきゃならない』という意味のわからない言い訳をしたそうだ。

基本的にろうもワックスも同じ物であるので文章自体がおかしいのだが、『自分が怒られないためだったらどんな言い訳だってしますよ』と言い切った田中のポリシーは今も変わってないらしい。

＊少し仕事が詰まってますのでかなり不定期更新になってます。
時間が空いたらまた書きます。

田中（仮名）忘れてる？

先週は月末で忙しかったので元ボランティアスタッフの田中にわざわざ来てもらった。

やはり新商品が入荷した時は2人いると作業が進む。



しばらくして田中は言った。

「ちょっとドコモショップまで行っていいですか？」

ドコモショップは店の4軒隣りにある。

「いいけど、どうしたの？」

「やっぱりiアプリとかダウンロードするんだったら、パケ放題にした方がいいかなあと思いまして。」

私は田中が先月も『パケ放題に変更したい』という理由で休んだ事を覚えている。

その時も『じゃあ、今行ってくればいいじゃん』と言ったのだが、『いやいや仕事中に行くわけにはいきませんよ。ちゃんと休みの日に行ってきます。』と言って強引に休んだ。

先月はズル休みで今回は本当にパケ放題にするのだろう。
ツッコミどころ満載なのだが、今回はわざわざ手伝いに来てもらっているので何も言う事が出来なかった。

田中（仮名）とボード

かなり更新が不規則になっているがこの時期はボード優先なので我慢して欲しい。
今日も仕事が終わってからボードに出かけた。

雪が少なくコンディションは最悪。
とりあえず休憩する事にした。
休憩所には椅子とテーブルがありジュースやお菓子を売る売店がある。
だが休憩所内は禁煙なのでタバコは外に出て吸わなくてはならない。

タバコを切らしてしまった私は田中からもらったのだが、田中はまだ休憩所の中にいるという事なので一緒に吸いに行くY君に聞いた。

「Yくん、ライター持ってるよね？」

確認してタバコを吸うために立ち上がろうとすると田中は言った。

「あっ、店長！ライターは持ってますか？」

Yくんにライターを持ってるか聞いたのは田中の目の前である。
相変わらず興味のない事は全く聞いていない。



しばらくして休憩をやめて滑り出す事にした。
話をしながらみんなで準備していたのだが、人の準備を待たない田中の決定的な場面を目撃した。



自分の準備が終わったので一人でサッサとリフトに向かっている。
田中くん。一緒に来たんだからたまにはみんなを待とうよ。

田中（仮名）の配属先

昨日の内容で重大な事を書くのを忘れてしまった。

田中の配属先が弘前市内の堅田地区に決まった。
これで時々だったら田中ネタを書く事が出来るだろう。

お車をお求めのさいはぜひ田中から（笑）
私は田中が偉くなる事を信じているので出世してから格安で買おうと企んでいる。

ここから先は田中から聞いたお父さんの話である。

先日の田中の研修会は青森市だったのだが、田中（父）に送ってもらったそうだ。
田中の研修しているディーラーは皮肉な事に田中（父）が車を買ったライバルディーラーの真向かいにあるそうだ。

向かいのディーラーにいた田中（父）は息子が研修を受けてる姿を発見して、ライバルディーラーの人に言ったそうだ。

「ほら、あれがうちの息子。ここの会社で雇わないからあっちに行っちゃったじゃないか！」

＊田中お父様、すみません。ネタにしちゃいました。

田中（仮名）の研修会

昨日は仕事がいっぱいいっぱいで田中に手伝いに来てもらった。
やはり奴は優秀である。
1回やってくるとネタをしっかり提供してくれる（笑）

お気づきの方もいるかと思うが、昨日のブログに載せた写真で田中はスーツを着ていた。
終了何とかの練習だったらしい。（←私が忘れたわけではなく田中が覚えていなかった。）

スーツと言えば先週末に田中は会社の研修会に出席したそうだ。
研修会という名前も本当にそうか微妙なところだが、就職の前に会社の説明会のような事があったらしい。

田中が言うには当日の会場内はシーンと静まり返っていて、重い空気が流れていたそうだ。
初対面の人間ばかりが春からお世話になる会社に来ているのだから、当然と言えば当然なのだが当日の田中はかなり緊張していたらしい。

ある程度、話が進んだところで当日の担当者が言ったそうだ。

「何か飲み物でも飲みながら続けましょうか。みんなコーヒーでいいかな？コーヒー飲めない人は手を挙げて。」

ご存知のように田中はコーヒーが飲めないのだが、田中の他にも一人コーヒーを飲めないやつがいたそうだ。

「じゃあ、お茶でいいかな？」

もう一人の彼はお茶はOKだったそうだが、田中はお茶もダメである。

「じゃあ何なら飲めるのかな？」

田中の緊張はピークに達していたそうだ。

「じ、自分、コ、コ、コーラしか飲めないです。」

生で聞く事が出来なくて残念だが声が裏返っていたそうだ。
コーラしか飲めないという事はないのだが、とっさに頭に思い浮かんだのがコーラだったらしい。

担当者は二人いて相談を始めたそうだ。
『下の自動販売機にコーラって入っていたっけ？』
『ペ○シだったらあったと思いますよ。』
『えー、一階まで買いに行くのか？』

この会話が聞こえていた田中は慌てて言った。

「み、水でいいです。」

田中が言うにはこの事から場がなごみ友達も出来たそうである。
やはり田中はおいしいヤツである。

誰も覚えていない。

先日の田中が自ら辞めようとした事件について関係者に聞いてみた。

誰に聞いても『何だっけ？あまりにバカバカしくて覚えていない』というような返事が返ってくる。

そのくらいつまらない理由なのだ。

その後の事は関係者の記憶をまとめると何とかなりそうなのだが、肝心のキッカケが思い出せない。
もちろん田中が記憶に残っている事はないだろう。

今月でとりあえず今日の田中（仮名）は終わりにしようと思っていたのだが、最終回を思い出せずに終わるのは納得がいかない。


という事で思い出すまで来月からは田中の事以外にも適当に不定期に書いて行こうかなと思ってます。

田中本人から最新の写真が届きました。
元気そうです。

最終回スペシャルのために

田中が仕事を辞めて3週間。
今日の田中（仮名）最終回スペシャルにもう一つ書こうと思っている。

1月に起こった田中が自ら辞めようとしたあの事件である。
あまりにもバカバカしく泣きながら辞めようとした理由さえわからなかった。

その事件は多数の関係者の協力のおかげで解決したのだが、辞めようとしたキッカケが全く思い出せない。

私のミスで下書きに書いたデータが消えてしまったので、事件にかかわったみなさま、理由をまだ覚えている方がいましたら連絡ください。

また強引な電話で引っ張りだしたコバちゃんには、電話の内容を聞きたいんでいつもの所で待ってます。

田中（仮名）と一緒に

昨日のスノーボードを取りに来た後の事をもう少し書かせてもらう。

田中は私の車からボードとブーツを降ろした。
家の人に車で持っていってもらうのだと思うのだろうが、仕事が終わってから出かける用事があったので、なるべく早く迎えに来てもらいたい。

店の前まで持ってきた田中はいつものママチャリにブーツを積み出した。

「田中くん、もしかしてチャリで持って帰るの？」

「はい。そうですよ。当たり前じゃないですか。」



やっぱりいつもの田中であったが、ラッキーな事に田中のパシリさん（ケンチャン）に車で運んでもらえる事になった。

週末は友達の車でボードに行くのだろう。
そういえば田中とスキー場に行っても一緒に滑る事はない。
田中のボードはステップイン方式というやつで他の人より装着が早いのだが、一緒にリフトから降りてブーツをセットしてると田中の姿はもうない。
他の人がブーツを装着するのを待っていられないようである。

このブログで何度も一緒にボードに行った事を書いているのだが、私は田中がボードがうまいのかよくわからない。
リフトから何度か見かけたのでそこそこ滑れるのは知っている。
田中とスキー場に行って一緒なのは、一本目のリフトを降りるまでと帰りの車だけである。

田中（仮名）の言い訳と口内炎

昨日『次に会うときが楽しみだ』と書いたのだが、さっそく田中に会う機会が出来た。
田中は週末に友達とスノーボードに行く事になったらしく、私の車に乗せてあるボードを取りにやって来た。

前に同じ日の予定を聞いた時は青森市の友達の家に泊まると言っていたのに、予定が変わったそうだ。

さっそく『私の連絡が遅いからK沼氏にスノーボードに行く連絡が出来ない』という件について聞いてみた。

「いやあ、田中さん、すみませんねぇ〜。私の連絡が遅くてK沼さんに連絡出来なくて。」

「そ〜れ〜は〜、違うんですよ！！」

音で表せないのでうまく伝えられないのだが、田中がごまかそうとする時のトーンはわかりやすい。
少し大きめな声でなるべく長く伸ばす。たぶんしゃべっている時に言い訳を考えているだろう。思いつくまで何度でも『だ〜か〜ら〜違うんですよ』と繰り返す。

「それは店長から連絡をもらって準備しているうちに忘れちゃうんですよ。」

お前が忘れるのが悪いんだろうが！！

その日は仕事が終わってからみんなで電気屋さんに行く予定になっていて、お店が終わって集合するまでに時間があったので色々と話をしていた。

私が話をしている時だった。
田中がバカな顔をしていた。

「あー、田中さん。そんなに私の話は聞いてられないんだ？」

「違うんですよ！口内炎が出来て痛いんですよ。」

しばらくは我慢しているようだが、またすぐに変な顔をする。



こんな顔見ながら話が出来るか！