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旧 今日の田中(仮名)
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今日は食と産業まつりの後片付けでいっぱいいっぱいだった。
さすがに今日の田中を更新する時間ももったいなかった。

「時間が全然足りない。田中のお父さんには悪いけど、今日は(今日の田中を書くのを)休もうかな。」

「そうですね。今日はミスもないのでネタもないですからね。」

田中のお父さんは熱心な今日の田中(仮名)ファンらしく、最初のうちは田中に隠れて読んでくれていたらしいが、最近は田中の前でも堂々と読んでいるらしい。
田中から聞いたのだが、食と産業まつりの宣伝で『今日は田中ネタなしです。』と書いたのを読んで『なんだ、田中ネタなしかよ!』と言っていたそうだ(笑)

「まあ、確かに今日はミスするような作業はしてなかったしな。」

「オヤジには自分から『今日は休む!』って言っておきます!」

だからお前が書いてるんじゃないだろ!
忙しいんだからネタを作るな!


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食と産業まつりもようやく最終日だ。
田中も出勤前にちゃんと会場に足を運んでくれた。

「もしもし、いま会場に着きましたけど、どこに行けばいいんですか?」

「中の方でやってるよ。」

「入り口はどこですかね?」

「お店がずっ〜と続いてるからそのまま来ると入り口だよ。」

「はい。あー、ありました!ここで靴脱げばいいんですか?」


どこに行ってんだ?
ここの会場に靴を脱ぐ場所なんかねーよ!


*その後、無事に会場のブースに辿り着いた田中は、自分の欲しいオモチャを買って帰っていった。



*ちなみにピーク時のうちのブース




食と産業まつりも2日目を終えた。
9:30頃から6時まで食と産業まつり、その後はお店に戻って通販の仕事を片付けているのでさすがに疲れている。

田中も1日くらい変わってくれればいいのに、イベントでの販売が苦手な田中は変わってくれない。
明日の最終日も仲のいいお客さんYくんが手伝ってくれる事になっている。

2階で作業しているとそのYくんがやってきて田中と話していたのだが、私の仕事が一段落したので外で私とYくんが二人で話を始めた。

「明日、田中くんも食と産業まつりの会場に行きたいって言ってましたよ。」

「えっ、ウソ!私と話してた時は変わるって言ってくれなかったのに!」

「なんか自分(Yくん)が食と産業まつりで店番して店長がお店の方にくれば、私も見れますね。って言ってましたよ。」

「それって田中が食と産業まつりで買い物するってだけじゃん!働く気は全くないんじゃないの?ちょっと追求してみようぜ。」

私は田中を呼んだ。


「田中、明日、食と産業まつりの方に行きたいんだって?」

「はい。出来れば。」

「じゃあ、何時頃に行くの?」

「4時頃でどうでしょう?」

「明日は最終日だから5時で終わりだよ。」

「じゃあ、3時で」

「3時からラストまで働くんだな?」


働くという言葉を聞いて田中は考えだした。
やはり会場で働く気は全くなかったらしい。

「自分、そんな無理だったら行かなくてもいいですよ。」

「いや、大丈夫だよ。変わるよ。」

田中は観念したように言った。

「自分、正直に言うと向こう(食と産業まつり)のレブルで買い物したいだけなんですよ。」


お店で買うのと食と産業祭りの会場で買うののどこが違うんだよ!


結局、田中はお店を11時に開けるまでの時間に食と産業祭りに来る事になった。


明日は最終日。5時までです。
食と産業まつりについてはこちらを御覧ください。


今日から始まった食と産業まつりは、平日という事もあってあまり小さな子供はいなかった。
小学生くらいの子供たちがいないとうちの店は多少ヒマである。



ヒマ潰しに小学生の将来の夢コンクールの展示作品を見ていった。
お店のまわりの作品しか見る事が出来なかったが、
美容師や学校の先生、警察官や消防士などの昔から人気の仕事をしたいという子が多いように思える。
スポーツではプロ野球選手やサッカー選手になりたいと書かれた物が多かったが、卓球の愛ちゃんの影響か卓球の選手になりたいという夢もチラホラとあった。

その中で私が気になったのはコレクターになりたいという夢であった。
うちの店としてはぜひ増えて欲しい夢である。

お店に戻った私は田中にその事を話した。

「お店の壁に小学生の将来の夢が貼ってあったんだけどさ、その中にコレクターになりたいって書いてあるのがあったよ。」

田中だったら『将来、有望ですね!』とか『私のような立派なコレクターになって欲しいですね』とか面白そうな答えが返ってきそうだ。
だが、田中は首をかしげながら言った。


「お店の壁ですか?」

「そう、お店の壁の後ろにズラーっと貼ってあんの。」


それを聞いた田中は更に考えだした。
ここでようやく私にも田中の考えている事がわかった。


「お店の壁ってここじゃないぞ!食と産業まつりの会場のお店だぞ!!」

「あっ、何だ!そういう事ですか!私、お店の裏の壁って言うから駐車場の壁にでも貼ってあるのかと思いました。」


そんな所で将来の夢コンクールなんかやるか!
今までずーっと食と産業まつりの話をしてたんだから、説明しなくったってわかれよ!


食と産業まつりは15日まで開催されてます。
詳しくはこちらを御覧ください。


明日からの食と産業まつりに出店のため
作業が続いています。
今日は田中ネタなしでお知らせです。

人員が少ないため13日はお店の営業時間が
13;00頃〜16:00
18:00頃〜20:00
と変更になります。
よろしくお願いいたします。

食と産業まつりは13日から15日の10:00〜18:00(最終日は17:00)まで運動公園内克雪トレーニングセンターで開催されます。

食と産業まつりについてはこちらを御覧ください。

会場ではHちゃんがみなさまのご来場をお待ちしております。


(カワイク撮れたら顔出しOKのHちゃん)

お店では田中がみなさまの御来店をお待ちしております。


(負けずにカワイクしようとする田中)

よろしくお願いします。


あいかわらずイベント前はバッタバタである。
明日からの食と産業まつりの準備で8人乗りのデリカはすでに一人しか乗れない。



オマケに荷物が乗り切らないため、もう一往復しなくてはならなくなった。
とりあえず積めるだけ積んだし、夜になってから雨も降って来たので帰る事にした。
シャッターに営業時間変更の貼り紙をして帰ろうとしていた時だ。

「シャッターの左側は留めなくていいよ。」

私は明日も荷物を取りに来なくてはならない。左側を留めていなければそのまま出入りが出来る。

「わかりました。」

そう答えた田中はクラフトテープを切ってそのまま左側を留めてしまった。
何を考えているのかわからないが、まあ『田中だから』仕方ない。
雨も強くなって来たので早く帰りたい。

シャッターを閉めた後だった。

「傘忘れました。」

テープをはがしてシャッターを開けたので、また貼り直す事になった。
お願いだから帰らせて。




*田中の新聞配達の時間(4時〜6時まで)に『食と産業まつり』のスタッフが足りません。
ヒマな方、御連絡くださいm(_ _)m

田中は新しい携帯を買った。
ミュージックプレイヤーの付いた最新型の携帯だ。

mini SDカードに音楽データをいれると携帯で再生できるそうだ。
ポータブルMDもイカレ気味だった田中にとってはまさに一石二鳥である。

SDカードに音楽データを入れるためにはダウンロードするか、パソコンで取り込んで書き込む必要がある。

書き込むためのソフトも付属して来るのだが、それはWindows XP用の物であって、当店で使っているMacの場合はmini SDに直接書き込むしかないのでちょっと面倒である。

一番面倒なのは田中の携帯なのになんで私が入れなきゃいけないのか?という事であったりする。


うちのブログは携帯のランキングには反映されないんですが、一応押してくださいませ→ 

 

(PC&携帯)
田中の学校で体験入学が行われたそうである。
先日書いた自転車をこぎまくったと言う田中は『まだ足がガクガクします。』と言いながら話し始めた。

「自分たちのところが少し早く終わっちゃったんですよ。でっ、○ッシーと一緒にブルースリーのマネを始めたんですよ。」

なんで体験入学でそんな事を始めたのか全く理解出来ないが、黙って聞いていた。

「そしたら他の先生や生徒もみんな注目してて緊張しました。」

そりゃ、そうだろ。体験入学の最中にブルース・リーのマネしてんだもん。
更に田中は話を続けた。

「で、終わったら先生にも『いつの間にあんな練習してたんだ?』全然知らなかったぞ』と言われました。」

さすがに授業中に遊んでいる事をやっただけとは言えなかったらしい。

「最後に体験入学した人たちにアンケートを書いてもらうんですけど『最後のネタが一番良かった』と感想に書かれていたんですよ。」

体験入学ってこれでいいんでしたっけ?



田中は今日休みだった。
理由は携帯電話を変えるからである。
田中の携帯は、相手の声は聞こえるけどこちらに声が聞こえない状態なので、通信手段はメールのみである。

もちろん携帯電話を変えるのに1日いっぱい休む必要はないのだが、田中がいなくても仕事は進むので休みをやった。

昨日、常連さんがやってきた時の話だ。

「携帯電話を変えるのに1日休まなくてもいいじゃない。」

「また、サボるんだ。」

常連さんにいろいろと言われまくった田中は言った。


「わかりました。」


あれ、田中は休みを取り消して出勤するのかな?と思っていたら、田中は熱く語りだした。


「家で一日ゴロゴロしていたいんです!ゲームがやりたいんです!マンガが読みたいんです!」


田中の言葉にみんな笑いまくった。
明日、田中が出勤したらどんな休みだったか聞いてみよう。


今日は悪天候のせいかとても寒かった。
お客さんもあまり来ない。
私もひざ掛けを使ってパソコンをしていた。

夕刊を配るのも大変だろうと思い、いつもより早めに田中を出発させる事にした。
4時10分。新聞配達に出かける時に田中が聞いた。

「外の電気はもう点けておけばいいですか?」

いつもは5時くらいに点けているのだが、さすがに今日は暗くなるのが早い。
点けてもらう事にした。

しばらくの間、お客さんが全く来ない。
私は2階でパソコンの作業を続けていた。
田中が戻る直前になってようやく常連のお客さんが来た。

それからは次々に常連さんがやって来てバカ話を続けていた。
午後7時30分頃、何かの用事で私は外に出た。

電気が点いてない!

「田中!電気が点いてないぞ!」

「あっ、忘れました!」

自分で聞いておいて忘れるなんてありえないだろ!
それも電気を点けてと言われてからスイッチまで進む間に忘れてしまうなんて考えられない。

『今日はやってないのかな?』と思い通り過ぎたお客様。
実はこっそり営業してました。



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