旧 今日の田中(仮名)
田中はボードの帰りのラーメン屋で歴史が得意と言っていた。
たぶん漫画などで得た知識だろう。
Hちゃんが田中に聞いた。
『いい国つくろう?』
しばらく間があって田中は言った。
「......。何ですか?それは?」
田中の得意な歴史は幕末に限られるそうだ。
たぶん漫画などで得た知識だろう。
Hちゃんが田中に聞いた。
『いい国つくろう?』
しばらく間があって田中は言った。
「......。何ですか?それは?」
田中の得意な歴史は幕末に限られるそうだ。
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田中はボードでこけまくっていた。
白いウェアだったんじゃないかと思うくらい転けまくっていた。
その日は多少視界が悪かったが雪は最高だったので、まわりのスノーボーダーもみんな無茶をして転けまくってた。
だが雪にまみれている具合は田中が群を抜いていた。
どのくらいすごかったかと言うと
座席の雪をほうきで払っているリフトの係員が、田中だけはウェアの雪も払っていた。
どうやればそこまで雪まみれになれるんだろう?
白いウェアだったんじゃないかと思うくらい転けまくっていた。
その日は多少視界が悪かったが雪は最高だったので、まわりのスノーボーダーもみんな無茶をして転けまくってた。
だが雪にまみれている具合は田中が群を抜いていた。
どのくらいすごかったかと言うと
座席の雪をほうきで払っているリフトの係員が、田中だけはウェアの雪も払っていた。
どうやればそこまで雪まみれになれるんだろう?
私のビリヤード仲間でわざわざ秋田県の鹿角市からやってくる連中がいる。
その日は田中とボードに向かっていて、スキー場まであと5分という所でメールが届いた。
「いつもの所で待ってます。」
えっ、ボードの後にビリヤード?
『ちょっとツライけど行くしかないだろうなあ』と思っていると田中が話しだした。田中も秋田の連中を知っている。
「何でわざわざ秋田から来るんですかね?」
「農業関係やってるんだけどさ、地元の市場に持って行くより弘果(弘前中央青果(株))に持ってきた方が高く売れるらしいよ。でっ、帰りにビリヤードやってるみたい。」
「弘果って何ですか?」
「市場だよ。」
「あっ、わかりました。わかりました。コーポみたいな所に持っていって売るんですね。」
新聞配達をしていたので○○コーポとかいうのを見てるのだろう。
それは市場ではなく住宅である。
「だから市場って行ってるだろ!○○コーポとかに持って行って売ってたら時間がかかるだろう。」
「えっ、でもコーポにもたくさん置いてるし、あっちにもこっちにもありますよ。」
たくさん置いてる?.......。そこでようやく気がついた。
「田中くん、それコーポじゃなくてコープ。」
どっちにしろ間違いである。
田中だったら生協って言いそうなんだけどなあ。
その日は田中とボードに向かっていて、スキー場まであと5分という所でメールが届いた。
「いつもの所で待ってます。」
えっ、ボードの後にビリヤード?
『ちょっとツライけど行くしかないだろうなあ』と思っていると田中が話しだした。田中も秋田の連中を知っている。
「何でわざわざ秋田から来るんですかね?」
「農業関係やってるんだけどさ、地元の市場に持って行くより弘果(弘前中央青果(株))に持ってきた方が高く売れるらしいよ。でっ、帰りにビリヤードやってるみたい。」
「弘果って何ですか?」
「市場だよ。」
「あっ、わかりました。わかりました。コーポみたいな所に持っていって売るんですね。」
新聞配達をしていたので○○コーポとかいうのを見てるのだろう。
それは市場ではなく住宅である。
「だから市場って行ってるだろ!○○コーポとかに持って行って売ってたら時間がかかるだろう。」
「えっ、でもコーポにもたくさん置いてるし、あっちにもこっちにもありますよ。」
たくさん置いてる?.......。そこでようやく気がついた。
「田中くん、それコーポじゃなくてコープ。」
どっちにしろ間違いである。
田中だったら生協って言いそうなんだけどなあ。
田中から聞いた話である。
手を洗っていると田中の友達が後ろの方で話を始めたそうである。
「×××××しない?」
「今日、焼き肉だからダメ!」
それを聞いた田中は『今日の田中読んで言ったんだろ!』と怒ったらしいが、友達は『いやいや、そんな事はないよ。本当に焼き肉なんだよ。』と言われたそうだ。
確かに焼き肉は田中家だけの食事ではないのでビミョウではあるが、信じるしかないだろう。
『今日の田中(仮名)』を同級生に発見されてから、友達の発言が自分の事ではないかと気になるようだ。田中は他にも言われた事を話してくれた。
「卒業記念においしいモンブラン買おうか。」
さすがにそれは強引だろ(笑)
その後、田中の味覚テストというのをクラスでしたらしいが詳細は聞いてない。
今日はこれからボードなんでゆっくり聞く事が出来るだろう。
*という事で本日はお休みをいただいてます。
手を洗っていると田中の友達が後ろの方で話を始めたそうである。
「×××××しない?」
「今日、焼き肉だからダメ!」
それを聞いた田中は『今日の田中読んで言ったんだろ!』と怒ったらしいが、友達は『いやいや、そんな事はないよ。本当に焼き肉なんだよ。』と言われたそうだ。
確かに焼き肉は田中家だけの食事ではないのでビミョウではあるが、信じるしかないだろう。
『今日の田中(仮名)』を同級生に発見されてから、友達の発言が自分の事ではないかと気になるようだ。田中は他にも言われた事を話してくれた。
「卒業記念においしいモンブラン買おうか。」
さすがにそれは強引だろ(笑)
その後、田中の味覚テストというのをクラスでしたらしいが詳細は聞いてない。
今日はこれからボードなんでゆっくり聞く事が出来るだろう。
*という事で本日はお休みをいただいてます。
*今回は田中には内緒話なんで、これを読んでいる田中の学校の友達は本人に知らせないで欲しい。
田中の送別会を今度の土曜日にやる事にした。
その翌週は田中の国家試験なので、この日しか無かった。
もちろん『アバヨ』と言って去って行きたい田中には内緒である。
とは言ってもタイミングの悪さは日本でもトップクラスの田中なので、前もって予定を押さえておかないと遊びのスケジュールで埋まってしまう。
そこは田中のパシリという噂のけんちゃんに予定を押さえてもらったので、後は当日を迎えるだけだ。
偶然にも田中が店にやってきた。
今日は雪が降ったので田中をボードに誘ったのだが、友達と遊びに行くという理由で断られていた。
だがO氏の誕生日と知った田中は誕生日プレゼントを買うお金を届けに来てくれた。
いろいろとネタを提供してくれたが、それは後日のブログで書く事にして話を少し飛ばす。
田中はO氏の誕生日プレゼントに2千円を置いていこうとした。
「いいよ、いいよ。田中くんは千円で。」
「あっ、そうですか?今週は学校の飲み会があるんで助かります。」
「へぇ〜、飲み会っていつ?」
「16日です。」
16日って送別会の前の日じゃん!
しかも場所まで同じところ(笑)
やはりタイミングが悪いのは健在のようだ。
さすが田中だと思っていたら今度はオモチャを持ちながら言った。
「予定より千円少なくなったんでコレ買っていきます。」
『助かります』って言ったばっかりじゃん!
いいのか?使っちゃって。
田中の送別会を今度の土曜日にやる事にした。
その翌週は田中の国家試験なので、この日しか無かった。
もちろん『アバヨ』と言って去って行きたい田中には内緒である。
とは言ってもタイミングの悪さは日本でもトップクラスの田中なので、前もって予定を押さえておかないと遊びのスケジュールで埋まってしまう。
そこは田中のパシリという噂のけんちゃんに予定を押さえてもらったので、後は当日を迎えるだけだ。
偶然にも田中が店にやってきた。
今日は雪が降ったので田中をボードに誘ったのだが、友達と遊びに行くという理由で断られていた。
だがO氏の誕生日と知った田中は誕生日プレゼントを買うお金を届けに来てくれた。
いろいろとネタを提供してくれたが、それは後日のブログで書く事にして話を少し飛ばす。
田中はO氏の誕生日プレゼントに2千円を置いていこうとした。
「いいよ、いいよ。田中くんは千円で。」
「あっ、そうですか?今週は学校の飲み会があるんで助かります。」
「へぇ〜、飲み会っていつ?」
「16日です。」
16日って送別会の前の日じゃん!
しかも場所まで同じところ(笑)
やはりタイミングが悪いのは健在のようだ。
さすが田中だと思っていたら今度はオモチャを持ちながら言った。
「予定より千円少なくなったんでコレ買っていきます。」
『助かります』って言ったばっかりじゃん!
いいのか?使っちゃって。
田中の学校の授業が早く終わり、残った時間はインターネットをやっていい事になったそうだ。
クイズ形式で勉強が出来るという事もあり、さっそく自動車整備士.comで勉強を始めたらしい。
間もなく仲のいい同級生が言ったそうだ。
「田中、鼻クソほじくってる!」
何を見てるんだろう?と思って見に行くと『今日の田中(仮名)』だったそうだ。
このコーナーがある事を田中は同級生に内緒にしていた。
「ずっとバレないでいたのに、卒業まで残り2週間ってところで発見されてしまうなんて!」
かなり悔しがっていた。
「友達が『でもインターネットはなかなか見れないしなあ。』って言ったんで『よしよし』って思ったんですよ。『あっ!でも携帯でも読めるよ。』って言われて『あらあら〜、気づいちゃったか〜』ってなっちゃって。」
田中が言うにはその後も友達は携帯で見ながらニヤニヤしていたらしい。
友達は言ったそうだ。
「でもすごいなあ。もう田中は行ってないのに続いてるなんて。」
この事については私も同感である。会う度にネタになる貴重な存在である。
「5年後になっても続いてるかも知れないな。」
さすがに続きません!たぶん。
*一緒にボードに行ってるYくんが自分のブログで田中を書いてます。
このままバトンタッチしてくれませんか?(笑)
クイズ形式で勉強が出来るという事もあり、さっそく自動車整備士.comで勉強を始めたらしい。
間もなく仲のいい同級生が言ったそうだ。
「田中、鼻クソほじくってる!」
何を見てるんだろう?と思って見に行くと『今日の田中(仮名)』だったそうだ。
このコーナーがある事を田中は同級生に内緒にしていた。
「ずっとバレないでいたのに、卒業まで残り2週間ってところで発見されてしまうなんて!」
かなり悔しがっていた。
「友達が『でもインターネットはなかなか見れないしなあ。』って言ったんで『よしよし』って思ったんですよ。『あっ!でも携帯でも読めるよ。』って言われて『あらあら〜、気づいちゃったか〜』ってなっちゃって。」
田中が言うにはその後も友達は携帯で見ながらニヤニヤしていたらしい。
友達は言ったそうだ。
「でもすごいなあ。もう田中は行ってないのに続いてるなんて。」
この事については私も同感である。会う度にネタになる貴重な存在である。
「5年後になっても続いてるかも知れないな。」
さすがに続きません!たぶん。
*一緒にボードに行ってるYくんが自分のブログで田中を書いてます。
このままバトンタッチしてくれませんか?(笑)
昨夜のボードの帰りの会話である。
「田中くん、勉強どう?」
「はい、やってますよ。今インターネットで問題やっていて上位の正解者は名前とコメントが書けるんですよ。それが書きたくて頑張ってます。」
「田中くんも上位になった事あるの?」
「はい、今まで3回くらいありますよ。」
「何ていうアドレス?」
「自動車整備士.comで検索すると出ると思いますよ。」
「何て言う名前で出してるの?」
「自分はマンソンTです。」
自宅に帰ったら捜そうと思っていると続けて田中は言った。
「それがひらがなで書いてある時もあればカタカナで書いている時もあるし、違う時もあるんですけど。」
名前はちゃんと一つにしろよ!
*私が調べた時点ではそれっぽい名前はありませんでした。
「田中くん、勉強どう?」
「はい、やってますよ。今インターネットで問題やっていて上位の正解者は名前とコメントが書けるんですよ。それが書きたくて頑張ってます。」
「田中くんも上位になった事あるの?」
「はい、今まで3回くらいありますよ。」
「何ていうアドレス?」
「自動車整備士.comで検索すると出ると思いますよ。」
「何て言う名前で出してるの?」
「自分はマンソンTです。」
自宅に帰ったら捜そうと思っていると続けて田中は言った。
「それがひらがなで書いてある時もあればカタカナで書いている時もあるし、違う時もあるんですけど。」
名前はちゃんと一つにしろよ!
*私が調べた時点ではそれっぽい名前はありませんでした。
春がもうすぐだと思っていたら、いきなり雪が降ってきたのでまたボードが出来る。
だが昨日は別な用事があったので私は行く事が出来なかった。
田中とTくんが一緒にスキー場に行ったのだが、Tくんから電話がかかってきて田中とも話をした。
「もしもし、店長、お疲れさまです。」
「雪いいの?」
「パウダーですよ。昨日より全然積もってますよ。」
「どのくらい積もってるの?」
「う〜ん、顔から転けても埋まるくらい積もってます。」
顔から転けないから例えがわかんないって〜の!
だが昨日は別な用事があったので私は行く事が出来なかった。
田中とTくんが一緒にスキー場に行ったのだが、Tくんから電話がかかってきて田中とも話をした。
「もしもし、店長、お疲れさまです。」
「雪いいの?」
「パウダーですよ。昨日より全然積もってますよ。」
「どのくらい積もってるの?」
「う〜ん、顔から転けても埋まるくらい積もってます。」
顔から転けないから例えがわかんないって〜の!
久しぶりに雪が降ってボードに向かう車内での話である。
前日に続いてことわざの話になった。
「田中くんはことわざの意味もわかってるのか?」
「はい、大体わかりますよ。例えば『猿も木から落ちる』っていうのは『あぁ、猿でも木から落ちるんだな』って意味です。」
「そのまんまじゃないか!?」
「じゃあ、『コンポンも筆のあやまり』は『物知りのコンポンさんでも字を間違う事があるんだ』って意味です。」
これもそのまんまであるが弘法をコンポンと読むところがスゴイ。
「ところで一つだけ納得のいかないことわざがあるんですよ。『もとの木阿弥(モクアミ)』のモクアミというのは人の名前なんですよ。」
「へえ、そうなんだ。知らなかった。それで?」
「モクアミっていう貧乏な人が『キミ、キミ。王様にならない?』って言われて、王様になってドンチャン騒ぎしていたんですけど、『キミ、もういいよ。』って言われて元の貧乏になっちゃったって言うことわざなんですよ。」
意味を調べてみると、かなり田中風にアレンジされてはいるが基本的には間違っていない。
本当は『殿様が病死したのだが後継ぎがまだ幼かったので、殿様と声が似てるモクアミを寝かせて死を隠した。後継ぎが成人するとモクアミは元の人に戻った』という結局元通りになるということわざらしい。
「どこが納得いかないの?」
「ただの貧乏な人に『王様にならない?』ってスカウトしますかね?」
確かに田中の中途半端な覚え方だと納得いかないだろうな。
前日に続いてことわざの話になった。
「田中くんはことわざの意味もわかってるのか?」
「はい、大体わかりますよ。例えば『猿も木から落ちる』っていうのは『あぁ、猿でも木から落ちるんだな』って意味です。」
「そのまんまじゃないか!?」
「じゃあ、『コンポンも筆のあやまり』は『物知りのコンポンさんでも字を間違う事があるんだ』って意味です。」
これもそのまんまであるが弘法をコンポンと読むところがスゴイ。
「ところで一つだけ納得のいかないことわざがあるんですよ。『もとの木阿弥(モクアミ)』のモクアミというのは人の名前なんですよ。」
「へえ、そうなんだ。知らなかった。それで?」
「モクアミっていう貧乏な人が『キミ、キミ。王様にならない?』って言われて、王様になってドンチャン騒ぎしていたんですけど、『キミ、もういいよ。』って言われて元の貧乏になっちゃったって言うことわざなんですよ。」
意味を調べてみると、かなり田中風にアレンジされてはいるが基本的には間違っていない。
本当は『殿様が病死したのだが後継ぎがまだ幼かったので、殿様と声が似てるモクアミを寝かせて死を隠した。後継ぎが成人するとモクアミは元の人に戻った』という結局元通りになるということわざらしい。
「どこが納得いかないの?」
「ただの貧乏な人に『王様にならない?』ってスカウトしますかね?」
確かに田中の中途半端な覚え方だと納得いかないだろうな。
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