田中（仮名）の友達

「か○のぶ！←（田中の下の名前）ここで何たらかんたら...。」

仲がいいみたいだが元気のいい友達で、田中が押されぎみのように感じた。
やがて友達が帰り2階に上がってきた田中に言った。

「今の友達、元気がいいな」

「友達じゃなくて友達の弟なんですよ。たしか中学校3年生です。」

中学3年といえば15歳、田中は19歳。もう少し歳をとると4歳くらいの違いはどうでもよくなるが、このくらいの頃は4歳年上というのは大人じゃないだろうか？

「何でタメ口なの？」

「友達はか○のぶくんって呼べ！って言ってるんですけど、直してくれないんですよ。」

友達の弟の気持ちがよくわかる（笑）

田中（仮名）に革ジャン

パソコンのホームページを御覧いただいているお客様はすでに見ていると思うが、最近になって田中は革ジャンを手に入れた。
私の妹の旦那が捨てようとしていた物をお袋がもらってきた物だ。



田中にサイズはピッタリなのだが、最初に試着させた時はシャツジャケットのような薄手のアウターの上に着ようとしたので、「Tシャツの上に着ろ！」と言った。

その後から田中はずっと革ジャンを着ているのだが、雪がちらつく日もTシャツ1枚の上に革ジャンを着ていた。
それを見たミッキーが「Tシャツに革ジャン？」と聞いたので、田中の頭が混乱しだした（笑）

ミッキーは寒い日なのにTシャツの上に革ジャンを着ていたので言っただけなのだが、革ジャンの下にTシャツはタブーだと思ったらしい。

次の日から「革ジャンの下にはウェスタンシャツを着ればいいんですかね？」とか「革ジャンより長いシャツだと変ですかね？」とかうるさくてたまらない。

商品を入れ替える田中（仮名）

青森県がいくら北国で寒いとはいえ、もうそろそろ冬物はしまわなくてはならない。
田中に「冬物の帽子をしまってくれ。」とお願いした。
私は別な仕事をしていたので作業は見ていない。
しばらくすると田中がやって来て言った。
「冬物の帽子ってどういうやつですか？」

この質問はくるだろうと予想していた。
私は帽子を裏返し品質表示の部分を示して「ウールって書いてあるやつをしまって」と田中に言った。
田中にもわかりやすい完璧な答えだと思ったが、少し間を空けて田中は言った。

「ウールって事は羊（ヒツジ）って書いてるって事ですか？」

間違ってはいない。確かに羊毛と書いた物もあるかもしれない。
まだ一つも見ていないのに余計な事は考える男だ。
羊もしくはウールと書いてある物をしまってもらう事にした。

またしばらくして「終わりました！」と田中の声。しまった物をみてもほぼ完璧だ。
一年も経つと田中の扱い方もうまくなるものだと満足した私は次の指示を出した。
「じゃあそれを田中部屋に置いて、薄手の帽子を持ってきて！」

さすがに春物は品質表示では説明出来ないが、在庫が残っているのは春夏物の帽子なのでそんなに変な物は持ってこないはずである。

しばらくして戻って来た田中は3月にもかかわらず、ダンボールに麦わら帽子を入れてもってきた...。

田中（仮名）の１年

ちょっと忙しくて更新出来ませんでした。
最近もいろいろやらかしてますが順番に紹介していきたいと思います。

田中はうちに来て1年になる。
「自分はここで働くまでは汚い事や悪い事ばかり見てきて『人生なんてこんなもんか』と思ってたんですけど、ここで働いてからは人間の暖かさ、優しさを感じる事が出来るようになりました。」

田中にしてはしみじみと語った。

私は聞いた。「汚い事や悪い事って例えばどんな事？」
田中は渋くきめて満足していたようだが、質問が来る事は想定していなかったようだ。
田中は考えながら話し出した。

「例えばですか？例えば....政治家の汚職とか...。」

お前は見たのか！
さすが田中さん。大物です（笑）

伝票を整理する田中（仮名）

田中に新しい仕事を教えた。
メーカー、問屋から届く納品書、請求書などをまとめる仕事だ。
案の定、出来上がったファイルを見ると向きが逆だったり、小さいファイルなのに大きな伝票を挟んだりとムチャクチャだった。
ある程度、予想はしていたのでこのくらいは問題ない。

私はパソコンで仕事をしていたので田中とは別な部屋で作業していたのだが、
すべて終わったと報告を受けて作業の成果を見にいった。

まとまったファイルを確認したが問題ないだろう。
その時に伝票に穴をあける2穴パンチが目に入った。



通常はこのパンチに透明なフタが付いていて、切り抜いた丸い紙が入るようになっているのだが、田中の使っていたパンチにはフタが付いていない。

気をきかせて捨てたのだろうか？
いや、田中がそんなに気が利くわけがない。
恐る恐る作業していた場所を見ると無数の切り取った丸い紙が落ちていた。

田中に「気が付かなかったのか！？」と聞くと「まったく気づきませんでした」との返事。
田中に仕事を頼むと仕事が増える...。

危険な男 田中（仮名）

アレはたぶん今年になって最大のミスではないだろうか？
清潔感あふれる田中の春休み初日、2階のパソコン部屋のストーブに火を点けておいてとお願いした。
お店のストーブはファンヒーターだが、2階のパソコン部屋のストーブは部屋全体を暖めるための丸いタイプで、電源スイッチではなくライターやマッチで着火しなくてはならない。

私は1階の店舗で違う仕事をしていたのだが、忘れ物をしたので2階に戻るとストーブを傾けて揺さぶっている田中がいた。



「オイ！何やってんだ！？」私は慌てて聞いた。

田中は「ライターをストーブの中に落としちゃったんですよ。」と言いながら、更にストーブを傾けていった。
石油ストーブを逆さにして取り出そうとしてるのである。

「ちょっと待て！待て！ストップ〜！！」

その後、ストーブの周りの部分を外してライターを取り出したが、2階に戻るのが少しでも遅かったらと思うとゾッとする。
そんな田中が目指すのは車の整備士。簡単に資格を与えるのだけはやめて欲しい。

清潔感あふれる田中（仮名）

一部の期待していただいた皆様お待たせいたしました。
清潔感あふれる田中です（笑）



私が希望していた角刈りはカットしたお店から却下されましたが、なかなか清潔感あふれる頭をしています。
残念ながらもみあげだけは本人の希望で伸ばしたままです。



現在、田中は春休み中で夕方4時から6時を除いて出勤しています。
たぶん2週間もすると清潔感はなくなると思いますので、生で見たい方はお早めにドーゾ！

検索で田中（仮名）

＊今回は田中は全くヘマをしていません。

私はこのブログの管理者なので、１日のアクセス数とか、どんな携帯やパソコンで見てるか？どの記事が一番読まれているかなど知る事が出来る。
どんな言葉で検索してうちのブログにたどりついたかも知る事ができる。

私も調べものなどがあるとヤフーなどで検索するが、とても便利な反面、全然関係ないページだったりしてイライラしたりもする。

普段はあまり調べないのだが偶然その中の一つを見てしまった。

検索語句　アイデアラッピング

そう、クリスマスのアレである。
かわいいラッピングの方法を調べたくて検索したのに、田中のラッピングが出てくると思うとおかしくてしょうがない。

田中（仮名）の似合わない場所

お洒落なバーでくつろいでいるように見えるが、リニューアルしたマンハッタンクラブの中である。

タイトルには似合わないと書いたが意外と似合っているように見える。
隣りのロックグラスは私が飲んだあとで、田中が飲んだのはメロンソーダである。

田中はお会計の￥150を払うのに小銭入れからじゃらじゃらとお金を出していたが、出て来たのは100円玉が1枚、10円玉4枚、5円玉1枚、1円玉4枚の合計149円で
「誰か1円貸して下さい。」と頼んでいた（笑）

うまい田中（仮名）

わざわざ郊外のゲームセンターまでムシキングをやりに行ってる。
子供がいる所だと恥ずかしいからである。

子供は遠慮しないので「あのオジサンへたくそだね」とか「また負けてるよ」とかの声が後ろから聞こえてきそうで怖い。

田中は私と一緒に始めたのだが、頭の中は子供と一緒だから私よりうまい。
そのうち小学生とつるんで遊びに行く田中が見れそうで楽しみである（笑）