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旧 今日の田中(仮名)
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風邪が少し良くなった田中が出勤してきた。
明日はやる事がいっぱいある事を伝えると田中は言った。

「じゃあ、明日は友達と遊びに行く約束を断った方がいいですかね?」

もちろん初めて聞く事である。
田中は休む日の30分くらい前に『今日は休みます』とメールを送ってきたりしていたので、『せめて前の日には教えるように!』と伝えた。

確かに前の日ではある。
しかし『休んでいいですか?』と確認する前に予定を入れている。

就職してからの事を考えるとこれじゃあいけない。

「田中くん、うちは前の日でいいけど、普通の会社だったら前の日に『明日は休みます』じゃあダメなんだぞ!」

「えっ、そうなんですか?」

マジでわかってなかったらしい。

「よっぽどデカイ会社とかだったら一人くらいいなくても何とかなるかも知れないけど、4,5人の会社だったら仕事にならなくなるだろ?」

「そういえば新聞配達も3,4日前にはしゃべらないとダメでした。」

「そうだろ。じゃあ例えば田中くんの友達の結婚式に出なくちゃいけなくなったとして、何日前に言う?」

「やっぱり3,4日前にはしゃべるようにします。」


もっと前に話せばいいだろと思いながらも更に聞いてみた。


「じゃあ、それでダメって言われたらどうするの?」

「ダメだって言われたら仕方ないんで諦めます。」

それでいいのか?


*明日から世界バレーのため更新する時間が間違いなく遅くなりますm(_ _)m


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昨夜は田中と一緒にラーメンを食って解散したのだが、いつものビリヤード場にまた現れた。再度、田中と別れたのは0時30分くらいだったと思う。

ビリヤード場で田中は「これから帰ったらゲームを少しやるんで明日は遅刻するかも知れません。」とフザケた事を言っていたので、遅刻したら恐ろしい罰がある事をアピールした。

そして今日、出勤した田中は遅刻はしなかったが咳を連発していた。
またも風邪を引いたらしい。

「昨日、何時に寝たの?」

「あれから3時くらいまでゲームやってました。ゲホッゲホッ」

「ほう、人の奢りでラーメン食っておいて、次の日は風邪で帰ってゲームをやろうなんて甘い事を考えてるんじゃないだろうな?」

田中の他には私一人しかいないので、風邪を引いていたらすぐに帰す事にしているのだが、今回はゲームをやりたいために風邪をアピールしているような気もする。

「そんな事ないですよ。本当に風邪なんですよ。ゲホッゲホッ」

「あっ!あきらかにオカシイ!いつもだったら『風邪じゃないです。咳が出るだけです』とか『鼻水が出るだけです』とか言うのに、今日は風邪って言ってるじゃん!絶〜対、今日は帰さないぞ!」


こうして田中は咳をしながらも働く事になった。

田中の咳がやかましいが、ここで帰したら田中の作戦通りだ。
私は我慢して仕事を続けた。

その後も田中の猛烈な風邪のアピールは続いたのだが帰さなかった。
午後5時ころあきらめたのか田中のブッチャケ話が始まった。

「もう、この時間までいると、別に帰るのなんてどうでもよくなってきました。ゲホッゲホッ。逆にいま『帰れっ』て言われたら『えっ、何で?』って気がします。ゲホッゲホッ」

「早く帰されてたら家でゲームやってたろ?」

「そうですね。ゲホッゲホッ。3時くらいに帰ったら寝るまでにちょっとだけとか言ってやるつもりでした。アハハハハ。ゲホッゲホッ」

何時頃に帰されるかまで計画していたらしい。

「そんな甘くないんだよ!ゴホッゴホッ」

その後、30分くらいで私も風邪の初期症状を感じ始めた。
田中の作戦通りに進むのがイヤで帰さなかったのだが、なんだかんだで田中は本当に風邪を引いているのである。
午後6時、私は身の危険を感じて田中を強制的に帰した。

田中には勝てたと思っていたのだが田中ウィルスには勝てなかった。
きっと今頃、やつは家に帰ってゲームをしてるだろう。


田中は基本的に暑がりだと思う。

今日は10月にしてはいい天気で、気温もそこそこまで上がったと思う。
私より先に出勤していた田中はストーブを点けていた。
店内が暑すぎるくらいだった。

「田中くん、寒いの?」

「いや、暑いですよ。」

「じゃあ、何でストーブ点けてるの?」

「前に店長、自分の感覚で判断するなって言ったじゃないですか!!」


確かに私は田中にそういう事を言った。
だがそれは2月の話であり、どう考えても寒い日なのに、田中だけがなぜか『いやあ今日は暑いですね。暑い、暑い』と連発しストーブを点けなかったから言った言葉であり、現在とは状況が違う。

田中の感覚で暑い寒いを判断するのは難しいので、店内に温度計を付けようかと思う。


今夜はデスノートを見たいのでチャッチャッと終わらせたいのだが、最近はたいした田中ネタがない。
なぜなら仕事が山盛りだからだ。

昨日、田中はずう〜っと在庫確認をしていた。
かなり手間取ったため帰ったのは11時頃だ。

今日、出勤した田中は昨日の在庫確認に不安があったため、
再度、在庫確認をしている。
帰ったのは夜9時。

在庫確認中の田中は口に出しながらじゃないと仕事出来ないらしいので、面白い話は全く聞けないしやかましい。

これで仕事が完璧だったら文句はないのだが、昨日の在庫確認は何点かミスッていたようだ。

そして明日、田中の在庫確認に不安を持つ私は、田中の在庫確認を更に確認して無駄な時間を過ごす事になりそうである。


夕方の某スーパーには女子高生がいっぱいで怖いという話題になっていた。
田中も怖いと言っていたのだが思い直した田中は言った。

「いや、自分は年上にはヘーコラしてますけど、年下には強いですよ。」

「じゃあ年下にからまれたらどうするの?」

「何だ?自分の弟より年下のくせにっ!て言ってやります。」

弟より年下だとわかった瞬間に強気になるらしい。

「弟って何歳なの?」

「18歳です。基本的に弟より年下かどうかが基準になるんですよ。もし弟より年上で自分よりは年下にからまれた場合は『そんな事したらいけないと思うよ』って言います。」

自分より年下でも弟より年上の場合はあまり強気にはなれないみたいだ。


オマケ・・今日の加藤さん(仮名)

うちの店に来るガチャガチャの問屋の加藤さんは前々から面白いと思っていたので、一つ紹介してみたいと思う。
加藤さんは来年で定年をむかえるそうで大ベテランであるが、田中も認める面白い
方だ。

ガチャガチャの入れ替えにやって来る加藤さんとはよく世間話をする。
やはりベテランの方だけあって旬の話題になる事が多い。

「今日もテレビでやってましたけど、『イジメ』の事が取り上げられていますね。」

「あー、あの先生まで一緒になっていじめていて、自殺しちゃったっていうやつですか?」

「えぇ、そうです。昔は同じクラスの仲間にからかうくらいはありましたけど、イジメなんて考えられなかったですよね。」

「そうですね。」

「イジメとかカツアゲとかは他の学校相手にやるもんですよね。」


あっ、いや、それは間違っていると思うのですが...。


田中が出勤してすぐの一服タイムに話しだした。

「自分、授業中にずーっと絵ばっかり書いてたんですよ。そしたら友達に『何でそんなに絵ばっかり書いてるの?』って聞かれて、つい自慢したくなって『お店で作るパーカーのデザインやってるんだ』って言っちゃったんですよ。」

確かに私は田中のノートの落書きが気にいったんで、『プリントしてみようか?』と言った。もちろんあのまま作っても着れなそうなんで少し手を加えて作ろうと思っている。

「そしたらですね、友達が『自分もやりたい!』って言い出して、『店長に見せて!』とか言って書きだしちゃったんですよ。」

「あのな、田中。私は田中のあのゆるい絵が良くて『作ろうか?』って言ったんだぞ。あれに加工してカッコ良くしたいんだよ。」

「それで姉ちゃんにも言ったら姉ちゃんも『やりたい!』って言ってて。」

「別にパーカーを大々的に売りたくてデザインを募集してんじゃねえんだぞ!」


田中が黙っているので私は具体的な話を始めた。

「キムタクがデザインしたTシャツだったら欲しがる人がいると思うだろ?」

「確かにいますね。」

「それと同じで田中は有名人だから『ヘタクソな絵』って笑いながら欲しがる人がいるかも知れないじゃん。」

「あー、なるほど。確かにそうですね。」

田中は納得したようだった。


「友達には今じゃなくて将来の話だったって言っておけば。」

「あー、そうですね。」

「お姉ちゃんには何て言うの?」

「姉ちゃんには正直に言います。自分の絵だから売れるんだよ。姉ちゃんの絵だったら売れないんだよって言います。」

もちろん田中はこの後、私に一発叩かれた。


特にネタがないので田中の今日の仕事を書いてみる。
6時30分田中が出勤。

「どうしたの?いつもに増して今日は遅いな。」

「あっ、すみません。友達に頼まれたゲームを買ってたんで。」

まあ、いつもの事である。

「さあ、今日は何の仕事をしましょうか?」

とりあえず梱包をお願いした。
私は携帯の調子が前々から悪かったのでドコモショップに行かせてもらった。

戻って来ると順調に作業が進んでいる。
だが、一つパッケージの状態が悪い商品があったはずなのにそれもない。
どうやら田中が確認せずに梱包してしまったようだ。
うちの店で扱っているフィギュアなどはパッケージの状態にこだわるお客さんが多いので、梱包前のチェックと厳重な梱包は基本である。

「田中くん、パッケージの状態が悪いやつがあったろ。」

「いや、見てないです。」

「何で見てないんだ?」

「いや、包めって言われたから包んでるんですけど。」

そりゃそうなのだが、包む時に確認してパッケージ状態が悪いのをチェックする事も含めて梱包である。

こうして田中は私に叱られて、包んだ商品を再チェックのため開封している。


今日はとても平和な一日だった。

たぶん田中がいないせいだろう。
理由は昨日が友達の家で『お泊り会』だからだそうだ。
二十歳にもなって『お泊り会』などど言ってる時点でどうかと思うが、田中だから仕方ない。

えー、何だかんだで今日はネタのストックがない。
久しぶりに田中の授業中の落書きを入手したので、気にいったのを公開してみようと思う。


デビ○マンらしい。

こちらはオリジナルだという事だ。

ノートを2冊見せてもらったのだがそこら中に落書きしてある。
こいつ学校に何しに行ってるんだ?と思っていたが、3日くらい前に田中が出勤するなり私に言った。

「今日、学校で抜き打ちテストがあったんですよ。それで結果なんですけど1位だったんですよ。」

ウソ!?本当に?

「自分、勉強は苦手なんですけど復習は得意なんですよ。」

田中はこの落書きだらけのノートで復習してるのか?


お客さんからお土産をいただいた。
それは秋葉原のお土産でおでん缶だった。



とりあえず食ってみる事にした。
缶を開けると一つしか入っていない具も何個かあったので、じゃんけんで勝った方が先に選べる事にした。
加工されているので見た目では何の具だかわからない物もあった。

やはり最初のうちは二人とも一つしかない物から選んでいった。
私はうずらの卵を選んだ。
田中は見た目ではちょっとわからない物を選んだ。

「田中くん、それ何?」

「これはイカですね。」

そんな感じでじゃんけんは進んで一缶を食い尽くした。

もう一缶はまたお腹が空いた時に食べる事にして仕事を再開した。
再開してすぐに私はおでん缶に目が向いた。

原材料名 こんにゃく、うずら卵、黒はんぺん、etc.....。


イカなんて入ってないじゃん!
お前は何を食ったんだよ!?







「おはようございます!」

田中が出勤して来たがお客さんが店内にいたのに気付いてそのままウロウロする。
お客さんがレジから離れた場所に移動した時に私の所へやってきた。

「店長、ちょっとお話があるんですが.....。あっ、でもお客さんがいるんで後からでいいです。」

次の日曜日に休む事は事前に聞いているので、休みたいという類いの話ではないと思う。

その他に改まって話すような事はなんだろう?
とうとう田中も辞める時が来たのだろうか。
多少、緊張した。

私はタバコがなくなっていたので、話をするまでの間にタバコを買ってきてもらうように頼んだ。

「田中くん、タバコ買ってきてくれる?」

「はい、わかりました。私もタバコがないんですけど30円足りなくてタバコ買えないんで貸してもらえますか?」

田中がタバコを買ってきて間もなくお客さんが帰っていった。

私と田中は外に出てタバコを吸い始めた。

「でっ、田中くん。話って何?」

「えっ、何ですか?」

「いや、さっきお客さんがいた時に話があるって言ってたろ。」

「ああ、30円貸して下さいって言おうと思ったんですけど、お客さんがいたんで後回しにしました。」

貸さなきゃよかった。


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