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旧 今日の田中(仮名)
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前回の続きなので先に最終回スペシャルその6(前編)を読んでほしい。

************************

田中のこれくらいのミスは今までもあったのだが、今回は責任を感じているらしい。

内容は忘れたがメールしても返信はないし電話しても出ない。

そこへいつものM氏がやってきたので、事情を話して電話してもらったがそれでも出ない。

注文がたくさん入っているので私はとりあえず仕事を続けた。
仕事を中途半端にして出ていったのでどこに何があるのかわからないし、その事を聞いたメールにもやっぱり返信はない。

しばらくするとM氏がモニターを見て言った。

「あっ、田中だ!」

その姿は私も確認する事が出来た。
田中はカメラになるべく映らないようにしているのか、かなり体勢を低くして素早く入ってきた。
例えるなら戦争映画で兵隊が銃弾をかわしながら移動するとか、忍者が闇から闇へと移動するような動きであった。

ようやく戻って来たかと思った瞬間、モニターには外に出て行く田中が映し出された。

私は慌てて1階の店舗に降りていき外を見回したが田中の姿はどこにもない。
すでにママチャリで逃走した後だろう。

仕方ないので2階のパソコン部屋に戻ろうとした時にかなり大きな袋が目に入った。袋の中には足りなくなったラクス&ミーアスペシャルが8個入りの大箱が2箱入っていた。どこか他所のお店で買って来たのだろう。

2階に戻ってM氏にその事を話していると、M氏が袋の中にノートの切れ端が入っているのを見つけた。





携帯で読んでいる方や田中の文字が解読不可能な方のために全文を書いてみたいと思う。

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さっきは逃げだして本当に申し訳ございませんでした。
自分のミスのせいで多くのお客様と店長に迷惑をかけてしまい自分の
バカさかげんに本当に自分自身があきれてしまいました。
このまま店長に会わす顔などありません。
自分のせいでまた店長に迷惑をかけてしまうのが怖いです。
一年間とゆう短い間でしたが本当に楽しかったです。
本当にありがとうございました。

ラクス&ミーア2BOXを置いていきます。足りないのはわかっていますが使ってください

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この手紙を読んでいろいろな感想があるだろうが私はムカついてきた。

今までも商品が足りなくなった事はいくらでもあるので、対応策がないわけじゃない。勝手に責任を感じて逃げ回ってメールや電話はシカトする。

何より一番ムカついたのは、
こんなに大事な手紙を書くのにノートの切れ端とは何事か!
しかも手で切り離したようで端がギザギザである。
せめて定規でも使って真っ直ぐに切りやがれ!!

私は勢いでメールを送った。

『そうやって逃げ回ってるのが一番迷惑なんだよ!!とっとと戻ってこい!!』

それから約20分後、ようやく戻ってきた田中をこってりしぼってから仕事に復帰させた。

その時の手紙は今でも私のパソコン部屋にお守りとして貼ってある。

就職した田中にいつか部下が出来た時か田中が結婚した時に持っていって、酒のつまみにして飲もうかと思っている。


*注・・田中が勝手に買ってきたラクス&ミーアの分のお金はちゃんと払いました。



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先日書いたように、田中は自ら辞めようとした事が数回ある。
その中から痛烈に私の記憶に残った2006年3月の出来事である。

**********************************

3月という事もあり冬物商品と春物商品の入れ替えをしていた。
うちの店は狭いのでけっこう大変な作業である。
そこに運悪く当時の超人気商品が入荷してしまった。

入れ替え作業を途中でやめる事も出来ないので私はそのまま商品の入れ替え、田中が新商品の開封作業と作業を分担した。

田中の作業は割とスムーズに進んだようである。
その時点で入れ替えはまだ途中までしか終わっていなかったのだが、ホームページも作らなくてはならない。ホームページを作るのは私しか出来ないので、今度は作業を交代して田中が商品の入れ替え作業をする事になった。

私も気合いが入っていたのかスムーズに作業は進みホームページが完成した。
新入荷した商品はガンダムに出て来るラクス&ミーアスペシャルという商品で、すぐに注文が入って足りなくなるだろう。

その当時は1階の店舗にパソコンがなかった。
私のパソコンはメールを自動受信しないようにしていないので、30分おきに2階のパソコンで田中が送受信して注文があったら教えてもらう事にした。
携帯でいうとセンター問い合わせである。

注文があるとフォルダの脇に1とか2とか数字が出るようになっているし、田中もそのフォルダに注文が来る事は知っているので問題ないだろう。

入れ替え作業はかなり時間がかかった。田中は忘れずに30分おきにメールチェックしてくれた。

「注文入ってた?」

「いや、ないです。」

早い時間に更新したせいか注文はないようだ。2時間ほどして入れ替え作業は終わり私がメールチェックした。

おっ、何か注文が入っている!うん!?あれっ?
田中がチェックした時間帯に10数件の注文が入っている。

「田中〜!!」

私は田中を呼んだ。

「田中くん、メールチェックしたんだよね?」

「はい。やりましたよ。」

「どうやって、やったの?」

「オーダーっていう所を見ればいいんですよね?何も来てなかったですよ。」

「田中くんに見に来てもらった時に注文入ってるよ!どうやってメールチェックしたの?」

「えっ!?だからこうやってオーダーのところ見たんですよ。」

「送受信のボタンはちゃんと押した?」

「あっ、あ〜。」

話を聞くと田中はオーダーのフォルダを見ただけで送受信のボタンを押していなかったらしい。もちろん私はちゃんと教えていた。

「おいおい、どうすんだよ?全く足りねえぞ!」

とりあえず注文の早い順から作業を始めたが、注文の半分くらいで商品が足りなくなってしまった。

どうしようか悩んでいる所に田中がやってきた。
夕刊の配達の時間になったらしい。

パソコンとにらめっこしてる私の脇に田中は何かを置いて逃げるように出ていった。見るとそれはお店のシャッターの鍵であった。

すでに田中は一階の店舗まで降りて行ってる。
追いかけても間に合わないだろう。
二階のモニターで見ていると田中はお店の入り口で深々と頭を下げて急いで出ていった。


*ここまで書いてると田中がやって来てしまいました。
さすがに田中の前では書けませんので続きはまた明日。
さあどうなる?田中くん(笑)


今日は大晦日以来の休みだった。
ボードで疲れきっているので御報告だけ。

田中の勤務先は弘前市内になる可能性がかなり高いそうだ。

もしかしたら『今週の田中(仮名)』くらいは出来るかも。


*長い間、ランキングに投票していただいたみなさま、ありがとうございました。
ボランティアスタッフ田中は本当に最後までよくやってくれた。
このコーナーを読んでいるみなさんは知っているかと思うのだが、田中は『来なくていいよ』と言われたのにやってきている。

「またまたまた〜。それは言いっこなしですよ」と言いながら軽く流される。
こちらが冗談の時だったらそれでもOKなのだが、前回書いたようにボキャブラリーが足りない田中は、とんでもない事を平気で言うので私に物を投げつけられた事も少なくはない。

最近ではお客さんが商品を見ているのに全く無視していたので『何で接客しないの?』と聞いたら『うるさくすると隣の大家さんに迷惑だと思って』と答えて激怒された。
田中に悪気はないのだろうが空気を全く読んでいないのでタチが悪い。

さてそんな事にもめげず出勤し続けた田中であるが、過去には何度か自ら辞めようとした事がある。

たぶん一番最初は、仕事でミスをして『自分がいると店長に迷惑をかけるから』と泣きながら辞めようとした時だったと思う。

何となく理由としてはわかるのだが、よくわからない理由がツボに入って辞めようとした事も何度かある。
田中の行動は常識外なので書く方も長くなってつらい。

明日はお店も休みなので明後日から。


田中がやってきた。
佐川急便がしつこいので、付き合いで買ったバレンタインのチョコが届いたので『一緒に食べましょう!』と持って来てくれた。

「前の日なのに届いちゃったの?」

「はい。」

「佐川急便に文句言わなきゃなんないな。どんなの届いたの?」



「はい、この他にあと二袋あったんですけど家に置いてきました。」

田中は更に話し続けた。

「学校で明日バレンタインのチョコの交換会があるんですよ。『女の子だけ交換するんじゃなくて男だって交換したっていいじゃないか!』って事になったんですよ。」

田中くん他同級生のみなさん。
基本的に女の子達で交換してるんじゃなくて、女の子から男の子にあげてるんですけど知ってますよね?


昨年の6月16日の『田中(仮名)髪を切る』は記憶に残っているだろうか?
それまで田中の髪はいつもボサボサだったのだが、一度短くしてからはいつもこざっぱりしていた。

実はカットモデルだったのでお金はかかっていない。
もちろん家の人には『髪を切るからお金ちょうだい』と言っていたらしい。



*田中家のみなさま。これも田中の人脈あってのワザです。怒らないでやって下さい。本人が言うにはお金をもらったのは2、3回だけとの事です。


最終回スペシャルの最中ではあるが、先週の田中ネタである。

週末、私は田中にメールした。

『今日、ボード行かない?』

田中からの連絡は早かった。

『行きます!』

仕事が終わっていつもの場所で田中を乗せた。

「いやあ、お久しぶりです。」

「久しぶりって、まだ5日しか経ってないだろ。」

「それはそうなんですけど、仕事人間だった自分がまっすぐ家に帰って勉強してるのは、何か気合いが入らないんですよ。抜け殻になってますよ。」

「仕事人間?」

「いや、まあまあ。友達からも『田中、最近気合い入ってないなあ』って言われるんですよ。それが今日、店長から『ボード行かない?』ってメールが届いた時には『オッシャー!』って気合いが入ってテストでも高得点を出しましたよ。」

「だったら仕事しに来りゃいいじゃん!」

「あっ・・!!そう言われればそうですね。でも明日は行くつもりだったんですよ。」

「何か欲しい物が発売になるんだろ?」

「いやいやいやいや、そんな事ないですよ。」

慌てているところを見ると、どうやらズボシだったらしい。
その後、田中に次の入荷予定の商品を教えているうちにスキー場に到着した。

そして昨日。結局田中は来なかった。
入荷した中に田中のお目当ての商品がなかったんだと思う。
そもそもボードに行く事は仕事じゃないと思うが、テストが良かったんだったらヨシとしよう。




私はこの写真が大好きである。
頭がかゆいわけでもなく痛いわけでもない。

田中の日本語のボキャブラリーが少ないために起こった2005年の話である。

************************************
ひんぱんに来る女子高生2人と私は話していたのだが、そこに田中も出勤してきたので話に加わった。
女子高生はそれまで田中とは話した事がなかったようだが、すぐに田中が変なヤツだと気がつきいろんな事を言われていた。

しばらくして田中は言った。

「いやあ、何て言えばいいんですかね。正直に言ってこんなにお客さんに『敵意』を持ったのは初めてですよ。」

一瞬、静まり返り一人の女の子は涙ぐんでいた。
私はその後フォローしまくり女の子は帰っていった。

お客さんがいなくなり奥の部屋で田中と話が始まった。
その頃にはいつものM氏も来ていた。

「田中くん、お客さんに『敵意を持った』なんて言っちゃダメだろう。」

「いや、あれは違う意味で....。」

「じゃあどういう意味なの?」

「それは、その....。」

田中の頭の中がキャパシティーを超えたのだろう。
パニック状態になったようで頭を抱え込んだ。

私とM氏は『シャッターチャンス!』と携帯で写しまくった。

実はその女子高生もそんなに怒っているわけではなかった。(と思う。)
田中と話していれば変な事を言うやつだととっくに気付いているはずである。

この事はその後も長い間、田中をいじめるネタで使わせてもらった。


今回は田中が就職が決まった後の話で秋頃の事だったと思う。
このコーナーを読んでいるみなさんは、田中が『友達と遊ぶから』という理由で休む事を知っていると思うが、ヘタな言い訳をして休もうとした事も過去にはあった。

***********************************

前の日に田中は「明日、○○(田中の就職先)にいる知り合いが、職場を見に来ないか?って言ってくれてるんで2時までって事でいいでしょうか?」と言っていた。

そして翌日、田中は遅刻した。
11時から出勤する日だったにもかかわらず出勤したのは1時だった。

「田中くん2時で帰るのに1時出勤なんだ。1時間で帰るのね。」

「いやあ、やっぱり今日はいいです。」

「何で?約束してるんだろ。まだ間に合うから行かなきゃ!」

「いやあ、でも....。」

「何言ってんの!?就職に関係する事なんだから行って来なきゃ!」

「じゃあ、すみません。」

「終わってから戻ってくればいいよ。」

「えっ!?戻って来るんですか?」

「だって向こうだって仕事中なんだから、見学でそう何時間もいるわけじゃないだろ。」

「それはそうなんですけど....。」

田中はなぜかかなりアセッていたのだが、決心したように話しだした。

「実はウソです。友達と遊びに行く約束してたんです。」

「えっ、○○に行くのは本当なんだろ?」

「いや、それも全部ウソです。もういいです。」

私とたまたまお店にいたO氏は大笑いだった。
特に田中がいなけりゃ出来ない仕事もないので私は言った。

「田中くん帰ってもいいよ。友達と約束してるんだろ?」

「えっ!いいですか?」

「この事、『今日の田中(仮名)』に書いていい?」

「いや、それはマズイですよ。親父が『今日の田中』読んでるんで、こんな情けない理由でサボろうとしたのがわかると何言われるかわからないですから。『最終回スペシャル』でお願いします。」

遠慮なく書きました。(笑)


最終回スペシャル第2弾。まだ旧店舗にいて店舗の奥に作業場やパソコン部屋、田中部屋などがあった時の話である。
************************************

私は田中の頭を前の日に叩きすぎたなあと反省して、今日は田中が出勤したら優しくしようと決めていた。

M氏もいたので二人で『今日は優しくしよう』と決めた。

やがて田中が出勤してきた。

田中「お疲れさまです。」

私「田中さん、お疲れさまです。」

田中「今日は何をやったらいいですか?」

私「あっ、それじゃあコレとソレをやっていただけますか?」

田中「はい、わかりました。」

私「よろしくお願いします。」

それからもしばらくこのような会話は続きM氏も敬語を使っていた。
だが普段は田中に敬語を使うわけもないので、だんだん耐えられなくなってきてM氏と相談を始めた。
その場に田中もいたのでわからないような話し方で相談した。

私「もう限界、耐えられないかも。」

M氏「じゃあ、やめたらどうですか?」

私「いや、まだちょっと早すぎるから頑張る。」

話してる間にお客さんがやってきて私はお店に出て、田中は発送のため郵便局に出かけた。
田中が戻って来た時にもお客さんがいて私は接客していた。

田中はそのまま奥の作業場へ行き、しばらくして接客が終わった私も奥のパソコン部屋へ向かった。

田中が小走りでバタバタとやってきて、涙をボロボロ流しながら土下座を始めた。

『何をしたんだかわからないですけど、店長を怒らせるような事をして本当にすみません!』

焦ったのは私とM氏だ。優しくしていたのに予想外の行動である。
とりあえず田中をイスに座らせて話し始めた。

「今日は何も怒ってないだろ?」

「だって、さっきMさんに『もう限界』とか言ってたじゃないですか!?」

「敬語を使うのが限界だったんだよ。」

「さっき郵便局に行く時に『行ってきます!』と言っても何も言わなかったじゃないですか!」

「そりゃあ、お客さんに接客してたんだもん。仕方ないじゃん。」

こうして全て田中の勘違いだとわかり泣き止んだのだが、キツく怒っても泣く、優しくしても泣く、この頃はまだ田中の扱い方に慣れていない頃だった。


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