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旧 今日の田中(仮名)
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やはり田中は小玉くんを相当ライバルとして意識しているらしい。
小玉くんには新店舗の片付けに行ってもらったので、いつものように田中と二人での作業中に話し始めた。
「小玉くんのキャラクターだと自分はいつお払い箱になってもおかしくないですよ。」

キャラクターで田中の上をいくようなヤツは芸人か病人のレベルくらいで、面白いかもしれないが仕事にはならないだろうと思うが、私は言ってやった。
「そうだよな。小玉くんは車も持ってるし、ダンボールでロボットも作れるし、今度は『今日の小玉』コーナーにしようかな。」

それを聞いた田中はテンションを下げながら話し出した。
「そういえば『田中のおすすめ』コーナーも更新して下さいって書いてあるのを読みましたけど、あのコーナーを読んでくれてたお客様もいるんだなあと思いました。」

「だって田中くんは書いてくれないんだもの」と答えると、田中は気合いを入れて答えた。

「こうなった今、『今日の田中』コーナーだけは続けていかなければ!!」

もしもし、このコーナーを書いているのは私。田中さんが書いてるコーナーじゃないんですが. . . 。

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前回の続きで田中編である。何も知らない田中が出勤してきた。田中と小玉くんは顔見知りであるが、作業をしていた小玉くんを見て田中はスタッフが増えた事を察したようである。

「不況の波をくらってとうとう自分もリストラですね...。」

「田中くんは先輩だから『こうやってやるんだぞ!わかったか!』って言うのを見せつけてやらなきゃ」と言ってやると「はい!わかりました!」と予想通りの返事だった。

そうしているうちに小玉くんのハンガー入れが完成したのを見て、更に田中は気合いが入ったようだ。
小玉くんには続いてセール品を入れるダンボールを用意させて、田中には梱包を頼んで私は別の作業のために新店舗へ向かった。

しばらくすると田中から電話がかかってきた。
「自分、終わってしまったんですけど、他にする事はなかったでしたっけ?」
与えられた仕事が終わると適当に違う事をしている田中だが、次の仕事の確認に電話をしてくるのは初めてである。
「適当になんかやっといて」と言うと「小玉くんがやっているのに自分だけ何もしないとサボっているみたいなので自分で仕事を捜します。」
田中の強烈アピールである(笑)

その日の作業が終わりみんなで遊びに行ったのだが、先に帰らなくちゃいけない田中が小玉くんの肩に手を置いて言った。
「明日、頼んだぞ!」
田中が休む話は聞いていない。
「田中、明日来ないの?」と聞くと田中は答えた。
「自分、明日ハローマックに行くんで、その間店長の手足となって働いてもらわないと」

自分は遊びに行くのにこんな事が言える田中はやっぱりエースである。
昨日より一人ボランティアスタッフが増えた。
彼の名は小玉(仮名)くんという事にしておく。

当店ではバイトの募集はしていないのだが、手伝わせてくれとやってきた男である。
まだまだ引っ越し作業も続くのでありがたくボランティアスタッフの一員として加わってもらった。

ちなみに彼は田中と同じ19歳で学生だが、彼は午後4時過ぎには来れるし何といっても車を持っている。ただし他にコンビニでもバイトしているため田中のように毎日やってくるわけではない。

とりあえず彼には新店舗に移動するハンガーの整理をしてもらう事にしたのだが、あまりにも多すぎるため欲しいお客さんが持っていけるように『ご自由にどうぞ』のダンボールを作ってもらう事にした。

私はパソコンに向かって作業を続けたので途中経過は見ていないのだが、30分ほどしてもまだまだ終わる気配がない。その間に田中も出勤してきたのだが田中の話は次にしておこう。

1時間ほどしてようやく完成したのがこれだ。



高さ約1m幅およそ80cmの巨大な物体である。もらって下さいのハンガーを入れるためだけに用意させた段ボールである。
「ヤバい!田中と同じかも知れない」と私は感じたが、横で見ていた田中は「ヤバい!こいつはデキる!」というような闘志あふれる顔をしていた。
田中とミッキーが話をしていたのだが、田中が笑いながら「ミッキーさんの『逆鱗に触れる』ような事を言ってしまいましたね」と言うのが聞こえてきた。

私「田中ぁ、逆鱗に触れるってどういう意味だ?」

田中の事なので「わかりません」と言うか、チンプンカンな答えを出してくれるだろう。
このコーナーのネタになるような答えだといいなあと思っていた。
たぶんミッキーも同じ事を期待していたと思う。

田中が話し始めた。
「はい。逆鱗というのは竜の背中にある1枚だけ逆さに生えたうろこの事で...。」

私もミッキーもあまりの予想外の答えで思わず吹き出してしまった。
何でそんな事知ってるの?与えられた仕事はすぐに忘れるのに、やっぱり不思議な男である。

*注・・本当は背中ではなくのどの下に生えたうろこらしいです。
平日の田中は午後6時ころに出勤して来る。

うちの店は1月に移転が決まっているのだが、すでにそちらも営業していて雑貨類と衣類を売っている。最近は出勤前にそちらの店舗に寄ってから来てもらっている。
現在の店舗と新店舗の間は歩いても3分。チャリだと1分かからない。

11月30日午後6時。用事があって新店舗のスタッフHちゃんに電話したら「ちょうど今、田中くんも来ています。」と言われた。
この日は週末のトイイベントの発送締切があり、その後ガンダムSEED関連商品が大量入荷していてバッタバタであった。
その時間にはまだダンボールが3箱積んだままで、そのうちダンボール2箱は田中の仕事である開封作業待ちだ。

午後7時。田中はまだ姿を見せない。来なければ来なくていいのだが、その場合は片付ける仕事の順番が変わってくる。
何か新店舗で仕事を頼まれたのかなと思いHちゃんに電話してみた。
「田中くん、まだいるの?」
「はい」
「何か仕事してるのか?」
「いえ、おしゃべりしてます。」
Hちゃんの友達の女の子が来ていて田中はおしゃべりに夢中になっているらしい。
「そちらに行くように言いましょうか?」と言うHちゃんに「いや、何も言わなくていいよ」と言って、田中に残しておいた仕事をやり始めた。

「お疲れさまです」と田中がやってきたのは午後7時50分。
当店の閉店時間は午後8時。田中は何しに来てるんだろう?
*今回は文章だとわかりにくいので声に出して読んでみてください。

私は田中に「××送ったよね?」「××まだあるよね?」などと確認する。
田中の答えが「はい!送りました。」「大丈夫です。」「間違いないです。」といった時には問題ないのだが「そうだと思います。」や「それは××したんじゃなかったでしたっけ?」という断言しきらない場合はちょっと不安である。

昨日も田中に聞いてみた。「××あるよね?」
次の田中の返事は意味がわからなくて一瞬時間が止まった。

たど思います」

『だと思う』ではなく『たど思う』濁点の位置が逆である。

よく器用に間違えるというか常識的には間違える部分ではない。
ここまで来るとウケを狙って計算しているような気までしてくるが、単なるバカだと信じておく事にする。
私の体力的な問題で今日は田中のノートでいきます。

ちょっとゆがんだデビルマン



何かが違うアリエル


力作!ライオンキング



ノートに落書き、懐かしいですね。
私も中学の時によくやりました。

でも田中は19歳、専門学校生です。
田中の下の名前は読み方がかなり難しい。さすがにここで明かす事は出来ないが『徳』という時を「カツ」と読ませる。
学校でも先生に一発で正しく呼ばれた事はないそうである。

徳の読み方はすべてカツだと思っているんじゃないだろうなと思い、田中に簡単な問題を出した。
私「四国にある県で下に島のつく県ってなんだ?」
田中「鹿児島県」です。

近くにいたあべっちが「鹿児島?」と反応したのを見て田中は慌てて訂正した。
「屋久島です!」やはり違うと感じたのか田中は続けて話し続けた。
「後は自分、種子島くらいしかわからないですよ。」

田中には問題を出す事さえ難しい。
当店のお客様で以前、コーヒーをいれてもらった理由というだけで「マスター」と呼ばれている男がいる。田中ももちろん知っている。

今日、恥ずかしながら私は田中にコーヒーをゴチになった。
私「やっぱり田中さんのコーヒーは違いますねぇ〜、マスターの名前をあげましょうか?」
田中「じゃあ本物のマスターさんはどうなるんですか?」と答えた。

私「仮面ライダー1号、2号みたいにマスター1号、2号でいいじゃん」
田中「狩人みたいですね」
私「狩人?」
田中「狩人1号、2号ですよね。」

どうやら『狩人』のヒット曲『あずさ2号』の印象で狩人1号、2号だと思っているらしい。
田中2号と呼ばれる事だけは絶対イヤだろうなと思った。
P.S 全国の田中さんゴメンナサイm(__)m
田中に仕事を頼んだらノートに書いて来てくれた。
学校で使っていたノートらしいが今は使っていないそうである。
一番最初のページがこれだ。



図解入りでわかりやすいように書かれているようだ。
2,3ページめくるとこうなった。



たしかに勉強のノートには違いないが、余計な絵が書いてある。
更にページをめくると.もはや勉強のノートではなくらくがき帳になっていた。
なかなかうまいので今後ネタがない時に順次ご紹介していきたいと思う。

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